内容説明
レクター博士を捕縛する際に瀕死の重傷を負ったＦＢＩ捜査官グレアムは隠棲の日々を送っていた。だが、一家皆殺し事件が続発し、捜査への復帰を余儀なくされる。遺体の眼窩に嵌め込まれた鏡の破片。死後の陵辱。遺体に残された奇怪な歯型。犯人像に肉薄するグレアムは、仇敵レクターに助言を求めに向かう…。原作にない冒頭の死闘からクライマックスまでのシナリオを完全収録。
著者等紹介
ハリス，トマス［ハリス，トマス］［Ｈａｒｒｉｓ，Ｔｈｏｍａｓ］
テネシー州生れ。ベイラー大学卒業。新聞社・通信社勤務を経て１９７５年、『ブラックサンデー』で作家デビュー
タリー，テッド［タリー，テッド］［Ｔａｌｌｙ，Ｔｅｄ］
１９５２年、ノースカロライナ州生れ。イェール・カレッジ卒業。『羊たちの沈黙』で’９１年のアカデミー賞脚色賞受賞。その後、『陪審員』『判決前夜』『すべての美しい馬』などの脚本を担当。ペンシルヴァニア在住
高見浩［タカミヒロシ］
東京生れ。出版社勤務を経て翻訳家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねりわさび
57
映画、羊たちの沈黙を脚色したテッドタリーにより書かれたシナリオ本。原作のイメージを損ねることなく描かれており、状況描写をオミットしてあるので大変に読みやすい。台詞回しも滑らかでスピーディに読めてしまいました。映画では表現できなかった部分も細かく解説してあり、面白かったですね。2021/04/13
中島直人
13
(図書館)関西弁で言うと、えげつない本。これでも映画用に、『マイルド』になってるのだから驚く。まさに怖いものみたさで、ずるずると奈落の底に引きずりこまれる感覚だけど、読まずにいられない。2018/12/23
†漆黒ノ堕天使むきめい†
8
父親が買ってた本ですが、なんだかんだで読むことに。映画や原作を読み、更にドラマも見た上で読んでみると……とても面白かったです。ドラマもこういう形で出てくれないかな。2017/09/05
みずえ
2
図書館で見つけて借りてみた。映画版、意外と覚えてました。映画だとダラハイドの心理描写が少なくて不満なんだよなぁ～小説版の方はもちろん家にあるので、また読もうっと♪2014/07/14
リプリー
1
原作を読んだあとならより思うことだが、あの原作を上手くまとめている。それに、アンソニーホプキンス演じるハンニバルの出番を増やすというサービス精神もいい。しかし、前書きのプロデューサーやあとがきの訳者が些か褒めすぎな感はあるが…。2015/03/20
