内容説明
マイアミで老年の夫婦ばかりを狙う連続殺人が発生した。犯行は残虐で、とても人間業とは思えない狂信的なものだった。捜査を担当した元神父のエインズリー刑事は、殺人現場のある共通項に気付く―。かろうじて殺戮を免れた幼い目撃者からの通報で、ついに連続殺人犯ドイルが逮捕され、電気椅子送りが決まった。が、エインズリーにはたった一つ、気にかかることがあった…。
著者等紹介
ヘイリー,アーサー[Hailey,Arthur]
1920年英国生れ。労働者階級に育ち新聞記者を志すが、家の事情により高校に行けず、空軍に入隊。’47年カナダに移住。編集やプロモーションの仕事をした後、’55年サスペンス・ドラマの脚本を書き成功をおさめる。広告会社経営のかたわら、テレビドラマなどの脚本を書き、’59年に処女長編『最後の診断』を発表。以後『自動車』『ニュースキャスター』などベストセラーを生み続ける
永井淳[ナガイジュン]
1935年秋田生れ。埼玉大学卒業後、編集者を経て翻訳家。J・アーチャー、A・ヘイリー、R・ダールなどの作品を多数訳している
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感想・レビュー
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tom
4
出版当初に一度は手に取ったのだけど、なんとなく放りだしてしまった本。もともと、作者のアーサー・ヘイリーは、好きな作家だったし、彼の最後の作品を読まないままにしておくのも気になっていたので、再挑戦というわけ。きちんとした取材を前提にした企業小説作家という人だから、猟奇的連続殺人事件をテーマにした話なんてお門違いという感じもあるけれど、警察だって複雑に構築された組織だから、彼のターゲットに入ってきても不思議はない。上巻は、なかなかのテンポで話が進む。陳腐な警察小説とは雲泥のちがいのおもしろさ。2012/12/24
tai65
3
星5つ2018/01/30
置き話
0
読ませたい2012/02/05
朱音
0
感想は下巻へ2004/05/07
midokame
0
★★★