内容説明
新章に入った「暴れ旗本」シリーズの第2巻!
老中が田沼意次から松平定信へと代わり、新たな気風の世の中。三河以来の直参旗本・大河内家の当主・右京は、父の後を継ぎ、大目付になった。“ひょうたん息子”と呼ばれていた頃から、市井に混じり、庶民の生活をよく知る彼ならではの目線で、身分の上下に関わらず、世にはびこる諸悪を正義感と信念で、叩っ斬る!
本作品は「暴れ旗本御用斬り 龍雲の群れ」を加筆修正した新装版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
4
定信との関係がどうなっていくのか?ですが、右京さんはいい男になってきましたね。2015/11/28
あかんべ
2
旗本大目付と奉行所与力とどう違うのだろう?身分的にも月とスッポンだろうし、使える力も大差があるはず、家来家臣の数も大目付にかなわないだろう。なのに、この本だけを読むと右京の活躍は、評定所のみ、それは納得だが、事件を解決する方法が与力とあまり差が無い。孫六の甲賀の衆を使える所は、旗本大目付を感じさせるが、もっと組織をリードして手配する姿を見たい。政盛も口を出すが、活躍しそうでしないのももどかしい。2012/02/03
いえのぶ
0
大目付の大河内右京が幕府の役人と悪徳商人の不正を正す。武士を監督する目付なのに、町人の事件にまで首を突っ込むところは少し不自然。幕府の金をあくどい手段で商人から巻き上げようとするというのも難があるようにも思える。2012/06/19
ゆう
0
6.32012/02/16