新潮文庫<br> ワン デイ イン ニューヨーク

新潮文庫
ワン デイ イン ニューヨーク

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784102031049
  • NDC分類 933

内容説明

ある朝、ニューヨーク56番街に中年の劇作家イェップ・マスカットがふらりと戻ってきた。舞台女優の夢を捨て切れぬ妻、ブルックリン・ドジャースが大好きな息子と母親似の娘、そして幼なじみや懐かしい人たちとの再会…。ニューヨークの街を歩くイェップの前に人生のほろ苦さと暖かさ、憂鬱と輝きが浮かび上がる。誰よりも人間を愛し続けた作家、サローヤンの自伝的代表作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

御餅田 もちこ

2
文章が淡々としていて、心地よいです。大きな出来事が起こるわけではないので、エンタメを期待して読むと少し合わないかもしれません。ですが、サローヤンの物語にはいつも大切なものが包まれていて、私はそれに触れたくていつも読んでしまいます。桃、ザック、酒と仕事。ドジャースと子供達。2016/10/03

motoroid

1
何度目かの再読。ニューヨークで行われたブルックリンドジャースとヤンキースのワールドシリーズを背景に、様々な人物が織りなすエピソードと思い出話が交差する物語。家族を愛することや友だちを想う心情、仕事へむかう姿勢、親になる心構えなど色々な話が描かれる。劇作家イェップとその友人ザックが街を歩き回りながら話す、リズミカルなシーンが好きです。2015/02/21

ペンギン

1
古本屋で購入。サローヤンの名はあまり聞いたことがなく、読むのは初めて。タイトルからして都会的なイメージがあったが、中身も洒脱な会話がずっと続く感じ。ただ、びっくりするぐらいに何も起こらないので、単調になりがちで多少退屈した。作中に何度もヤンキースとドジャースのワールドシリーズの模様が出てくるが、ドジャースはブルックリン時代で唯一のワールドチャンピオンになった年なので、作者もかなりの思い入れを込めてこの年(1955年)を時代設定にしたのだろう。古き良き時代のニューヨークを想像することができた。2014/12/07

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