集英社オレンジ文庫<br> すばらしき新式食―SFごはんアンソロジー

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集英社オレンジ文庫
すばらしき新式食―SFごはんアンソロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086806176
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

過去も未来も、宇宙の果てでも、人類にとって「食」は不可欠なもの。豪華作家陣による、新世紀のグルメ食べつくしアンソロジー!
とある博士が「煮ると栄養満点のスープ(ただし美味しくない)が無限に作れる石」を発明した。上層部は食糧節約のため、このスープを全住民に配給することを命じるが…(深緑野分「石のスープ」)
月面都市群で育ったミカエラは、両親の離婚協議中、地球に住む祖父・ルイスに預けられる。プラント製造の食品ではなく、土で育った野菜を食べるのは信じられない体験で…(竹岡葉月「E.ルイスがいた頃」)
ステーキ店で働く美宇の脳内には肉を愛する寄生種族のルカが棲みつき、他の人間に寄生した仲間を捜している。そんなある日、客の孝明から声をかけられる美宇だが…(青木祐子「最後の日には肉を食べたい」)
食糧不足を補う代用食や日々生まれる新型ウイルス感染者の隔離措置が当然になった時代、ある男が感染者として隔離されるが、それは思いがけない事態の幕開けで…(辻村七子「妖精人はピクニックの夢を見る」)
古のマーキス島へ召喚され、現代の知識や法医学の知見により王室の人々から重宝されている遊馬は、「見た目はまずそうでも美味しい囚人飯」の開発を頼まれ… (椹野道流「おいしい囚人飯 『時をかける眼鏡』番外編」)
ヴィチノの国民が食べるのは、「しあわせのパン」のみ。そのおかげで誰もが心身健やかだ。ヒューはパン工場で働くことを誇りに思っていたが、ある日クーデターが起こり…(須賀しのぶ「しあわせのパン」)
給仕ロボット「ウエイツ」が人類に離反し四百年。彼らを狙撃する任務を帯び遺跡を訪れたマレットは、失われた「料理」を振る舞うウエイツに出会い…(人間六度「敗北の味」)
人類が惑星間移民船に乗り地球を離れた遠い未来。各国主導の事業による移民とそれ以外の泡沫移民に一切交流はない。だが、泡沫移民は飢餓に直面しており、彼らの一人に命を救われたゆたかは…(新井素子「切り株のあちらに」)
WEB掲載の六編ほか、新井素子、人間六度の書き下ろしも二編収録!

内容説明

生き物である以上、過去も未来も人間にとって「食」は不可欠なもの。いま私たちの世界には、味も見た目もおいしいごはんがたくさんあるけれど、たとえばもし栄養補給のためのディストピア飯しかない世界だったら…?豪華作家陣が、想像力と食欲を刺激(あるいは減退)させる、新世紀のごはん小説を調理!日常SFから遠未来SFまで、全8編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
過去や未来、宇宙の果て。人類にとって不可欠な「食」をテーマにしたSFグルメ食べつくしアンソロジー。とある博士が発明した煮ると栄養満点のスープ(ただし美味しくない)が無限に作れる石、地球に住む祖父に預けられた孫娘が直面するカルチャーショック、女性の脳内に棲み着く肉を愛する寄生種族、新型ウイルス感染者が遭遇する思わぬ事態、見た目はまずそうでも美味しい囚人飯の開発依頼、国民が唯一食べるしあわせのパン、給仕ロボットが離反した世界、飢餓に直面する泡沫移民など様々なアプローチで描かれる食へのこだわりが面白かったです。2025/04/16

りらこ

18
ディストピアで食がテーマのこの小説。深緑さんの「石のスープ」を読みたいと入手いたしましたが、期待以上でした。あまりSFを読まないので、知らない作家さんも多くこれをきっかけに読みたい作家さんとしては椹野道流さん、須賀しのぶさん、人間六度さん。他の作家さんのもじわじわと読み進めていきたい。きっかけ読書になりました。2025/05/23

12
どの話も本筋がしっかりしていて、様々な世界観での食事風景、人間の食べ物に対する概念というものが未来でどのように変化しているかが作者さんによって異なり、楽しめました。 けれどおおよそが、食事は栄養補給をする事と捉え、簡単に栄養が取れるような簡易な物になり代わり、味は二の次。 生肉や新鮮な野菜が珍しくなっていく・・・そんな設定が多かったので 美味しいという感情を、様々な食材を知った上で感じられる事は 当然なようでとても幸せな事なのだと言う事を改めて感じました。 トンカツが食べたくなりましたね。2025/05/08

うさぎや

10
SFとごはんというまさかの組み合わせなアンソロジー。でもどっちかというとディストピア風味が強め。特に良かったのは深緑野分、青木祐子、須賀しのぶ。2025/05/25

碧海いお

9
8人の作家によるSFごはんアンソロジー。 帯にSNSで話題になったディストピア飯小説賞の連載を書籍化と書かれてましたが、話題になっていたことを知りませんでした。 この中では最後の日には肉を食べたいが一番印象に残りました。SFはどれを読んでいても、ありえないので非日常を体験できる面白さがある。2025/05/15

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