新潮文庫<br> 饗宴 (改版)

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新潮文庫
饗宴 (改版)

  • プラトン/森進一
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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102027028
  • NDC分類 131.3
  • Cコード C0110

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

S.Mori

33
愛とは何かを議論するプラトンの古典。素晴らしい著作で感銘を受けました。ソクラテスの前に数人が愛の神エロースを賛美する演説を行います。それぞれに説得力があり、美しいことが語れます。特にアリストパネスの両性具有だった人間が神によって引き裂かれたので、男女はお互いを求め合うとはロマンチックな考え方です。でも最後にソクラテスが登場して真の愛について語ります。ソクラテスの演説に甘さは全くありません。宗教的な崇高さがあります。とてもこんな境地には至れないと思うのですが、これが本当の愛だと感じました。2020/10/18

バズリクソンズ

20
個人的に難解度は今まで読んだ本の中でトップクラス。読み進める上でギリシャ神話の予備知識が無ければ理解出来ない箇所が幾つも出て来る。なるほど一理あるなと思う事ができたのはアリストパネースの話の内容だけ。真打ちソークラテースはディオティーマの教えを語るがなんのことやら(恥)。解説より「愛されるもの」の姿にエロースを見ながら、それを美化するナルシズムと、「愛するもの」の姿にそれを見る哲学との対立であった、甘美な受動とはげしい能動との、無責任な肯定ときびしい否定との、対立なのである。古代ギリシャの知識人想像及ばず2022/02/13

ジョニジョニ

15
人はなぜ、他人を求めるのか。「生殖のためでしょ」といってしまえば身も蓋もない気がする。それだけじゃない関係だって多いし。ソクラテス曰く、「それは幸福を得るためである」といっている、と僕は解釈しました。「すべての人間は、身体の面でも魂の面でも、懐妊の状態にある」という考え方は面白い。本を読んで、何か言いたい!というこの読書メーター自体が、人間の出産欲を満たす場所なんだと思います。2021/06/21

吉野ヶ里

13
ホモばっかりか! 自分を愛してくれるものの目にとりわけ羞恥を感じる。たしかに。アリストパーネスの話してたアンドロギュロスの話はすごい好きでした。今度、しれっと使ってみよう。欲求するものは自らに欠いているものだ。確かに。だからってエロースが美を欠いてるってのはちょっと飛躍してるって気もするけどね。つうか、神とか、ダイモーンとか言われても、わからん。美しいものを自分のものにしたい。永遠に手に入れたい。不滅への欲求。求め過ぎると幸せになれないのかもと思う今日この頃。あとみんなソクラテス大好きすぎ。2015/03/15

ヒダン

11
宴会の席で愛の神エロースをそれぞれ讚美していく。プラトンの著作なので4人の前座+真打ちソクラテスという配役になっている。欲求とは持ってないもののみを対象とするので、美しいものを対象とする愛を欲求する愛の神エロースは美を欠き、美を所有していないという辺りの問答法が鮮やかで印象に残る。前座勢は愛される対象をエロースだと思い込んでいた。しかしエロースは知と無知の中間者としての鬼神(デーモン)である。またイデア論の萌芽も見られる。解説が冗長ではなく、しかしながら深い見立てを提供してくれていてとてもいい解説だった。2015/02/10

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