内容説明
名プレーの陰に珍プレーあり。富士山をホールアウトしようとした米軍人の話、飛行機で空中戦ゴルフの顛末。名人が試合途中で大変調をきたした理由。アフリカ視察団が初めて目にした名プレーへの迷セリフ。グリーン上の女の闘い…。ゴルフの魅力に嵌った諸兄諸姉が、いかにアホなプレーに血道を上げてきたか。ゴルファーの汗と涙と笑いをエスプリで串刺しする名エッセイ第三弾。
目次
1 諷詠詩人のトラブルショット(富士山をホールアウトした男たち;空中戦ゴルフ ほか)
2 天才伝説の光芒(ハービー・ペニックの素敵な世界;ターンベリーの悲しい出来事 ほか)
3 ゴルフにおける大戦争(男と女のデス・マッチ;世界の二大決闘、顛末記 ほか)
4 「地球ゴルフ倶楽部」の人びと(海底に眠る「幻のコース」;麗しき人情の時代の「ジ・オープン」 ほか)
著者等紹介
夏坂健[ナツサカケン]
1936‐2000。1936(昭和11)年、横浜市生れ。作家。新聞、雑誌でゴルフの洒脱なエッセイを連載し、そのエスプリに満ちた文章は、多くの読者を魅了した。毎年、フランスで開催される「ゴルフ・サミット」に、アジアからただ一人招聘され、海外の雑誌にも多く寄稿。また、自身、35年間シングルを維持するトップ・アマでもあった
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