内容説明
新しい仕事を決めた彼女が選ぶ蜂蜜色のパンツスーツ。アバンギャルドな黒い服につけるベビーパールのネックレス。覚悟を持って白い服をまとうゴージャスな美人。ハイヒールを脱ぎ捨て、ブーツに着替えた女。テキパキ仕事をこなす36歳の彼女のウエディングドレス…。美しい人は自分の伝え方を知っている。自分を再発見したいすべての女性にとって、おしゃれはきっと味方となる。
目次
第1章 異国の女(銀色の櫛;浜辺のまなざし ほか)
第2章 服が教えてくれたこと(私の色;手の「人格」 ほか)
第3章 仕事場のスタイル(空間のスタイル;褒め上手 ほか)
第4章 “美”は生き方の中にある(少女の服;おしゃれぎらい ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyako Hongo
11
再読枠かなとは思ったが資料枠に入れる。文章の美しさと説得力に敬意。□ハイファッション界の住人の方には申し訳ないが、身なりに一番大きく影響するのは金で、人格だの好みだのはしょせん二の次の話だと思ってる。だからファッションの話はどこか浅ましさが染み出してる気がしてる。□だけど白いスーツに『女として打って出る覚悟』を見るって言い方は悪くないと思う。オタク語に翻訳すれば、ボーナス全額ガチャにっつこむ『気合いの入ったバカ』みたいなもんだ。□身なりに気を使うのはオタクの生き様ではないと思っていた中二病との溝は深い。2017/12/02
A.T
6
素敵な人には、ちゃあんと秘密があるんだね。エッセイの一編にひとつずつ、お洒落に限らず美しいことの発見のヒントがあります。また時々開いてみたくなる一冊でした。2015/02/03
るるぴん
4
最読本。1996年に出版されたものだが、全く古さを感じない。彼女の感性と意識は20年先を進んでいたように思う。表現や言葉の選び方が美しく、上質を識る人のファッション考。祖父が文藝春秋の創立に関わった作家で祖母は洋裁好きだったと書いてあり、妙に納得。自分のスタイルを確立するには自分をよく知ることから始まる。それはライフスタイルや生き方にも通じる。素敵な人を観察し、生き方に反映させ、バージョンアップするうちにエレガントになれる?と信じたい。2019/12/25
ユヒ
1
ファッションに興味を持って著者の本を読んでいる。内面の現れが服装。自分のことをもっと丁寧にじっくり考えて見たいと思う。2017/06/03
sattin
1
とくに中年になってから華やかなファッションを楽しむ方法がかかれてて、日本とは逆だなあと思った。ジュゼッペのエピソードがほほえましかったです2012/06/25
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