内容説明
ブンガクなんかコワくない。この二人にかかれば、小説はここまで面白くなる。恋愛、コンプレックス、勝敗、ロマンなどなど、文学の真髄?にかかわるテーマを聞いちゃいけないところまで聞き出した全9章。純文学のNo.1ホープから重鎖SM作家まで、時代の先端を走る作家たちが続々登場。書評の達人、児玉清さんとの対談コラムもついて読書の押さえもキッチリ。平成の新文学入門。
目次
第1章 「一匹狼のススメ」(花村萬月+爆笑問題)
第2章 「COOLのススメ」(平野啓一郎+爆笑問題)
第3章 「怖い話のススメ」(岩井志麻子+爆笑問題)
第4章 「勝ち負けのススメ」(松尾スズキ+爆笑問題)
第5章 「ダメ恋愛克服のススメ」(倉田真由美+爆笑問題)
第6章 「ナンパのススメ」(藤田宜永+爆笑問題)
第7章 「快楽のススメ」(江川達也+爆笑問題)
第8章 「欲望のススメ」(中村うさぎ+爆笑問題)
第9章 「ロマンのススメ」(団鬼六・加藤鷹+爆笑問題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AICHAN
36
図書館本。花村萬月、平野啓一郎、岩井志麻子、松尾スズキ、倉田真由美、藤田宜永、江川達也、中村うさぎ、団鬼六たち作家と爆笑問題、真鍋かをりが文学について語る……という企画だが、内容は文学とはほど遠く、爆笑問題のボケとツッコミばかり。児玉清と爆笑問題との鼎談は面白かった。2021/12/06
Lee Dragon
27
文学ではないけど、作家の人たちとの対談は面白かった。偏見かもしれないけど、小説家はやはり変わり者が多いなという印象。普通とは違った発想を持ちながら、人間の普遍的な本質をあぶり出す文学をやっているという矛盾が面白い。突き抜けてしまって、はるか上空から凡人が見れるのかもしれない。2017/01/03
ちばと~る
22
爆笑問題と花村萬月、団鬼六、藤田宜永、平野啓一郎といった巨匠との対談集〜だけど太田のツッコミが失礼すぎて爆笑〜w団鬼六先生の『SMは純愛だ!』そーなのかw眞鍋かをりを縛って調教???見たい!!!その他、藤田宜永先生のナンパテクニックもお勉強になるねw2013/07/24
緋莢
16
父親が厳しかった影響で、学校では抑えつけるものがなくなり弾けすぎたという花村萬月、前夫は「これは僕の奥さんになる人だ」と家に上がり込んで来た岩井志麻子、夫婦同時に候補となり、某文学賞に妻と共にノミネート、妻だけが受賞した時の編集者の反応を話した藤田宜永・・・純文学、エンタメ、エッセイ、SMまで、様々な作家とのやり取りを、オンエアしなかった分も含めて収録。2017/05/04
猫丸
11
作家を招き、格言みたいなキーセンテンスを中心に語るふうにして、実は当の作家そっちのけで爆笑問題のネタを繰り広げる。30分で読める暇つぶし本である。テレビ放映を文字に起こした形ではあるが、おそらく再構成を施したために全体的にひとつのネタとして出来上がっている。文学の内容はほぼ無しです。田中の天才的ツッコミが光る。仲がいい、というのと少し違う気がするが、お互いを深く理解するコンビであることがわかる。 2021/11/22