出版社内容情報
世間を震撼させた凶悪事件。刑事裁判では分からない事件の「なぜ」を臨床心理士の立場から初めて解明した渾身のノンフィクション。
世間を震撼させた凶悪事件の殺人者たち――。臨床心理士として刑事事の心理鑑定を数多く手掛けてきた著者が、犯人たちの「心の闇」に肉薄する。勾留施設を訪ねて面会を重ね、幾度も書簡をやりとりするうちに、これまで決して明かされなかった閉ざされし幼少期の記憶や凄絶な家庭環境が浮かび上がる。彼らが語った人格形成の過程をたどることで、事件の真相が初めて解き明かされる。
内容説明
世間を震撼させた凶悪事件の殺人者たち―。臨床心理士として刑事事件の心理鑑定を数多く手掛けてきた著者が、犯人たちの「心の闇」に肉薄する。勾留施設を訪ねて面会を重ね、幾度も書簡をやりとりするうちに、これまで決して明かされなかった閉ざされし幼少期の記憶や凄絶な家庭環境が浮かび上がる。彼らが語った人格形成の過程をたどることで、事件の真相が初めて解き明かされる。
目次
第1章 なりたくてこんな人間になったんやない―大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件 宅間守
第2章 私は優しい人間だと、伝えてください―東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件 宮崎勤
第3章 ボクを徹底的に調べてください―大阪自殺サイト連続殺人事件 前上博
第4章 私のような者のために、ありがとうございます―光市母子殺害事件 元少年
第5章 自分が自分でないような感覚だった―同居女性殺人死体遺棄事件 匿名
第6章 一番分からなくてはいけない人間が何も分からないのです―秋田連続児童殺害事件 畠山鈴香
第7章 常識に洗脳された人間に、俺のことが理解できるかな!!―土浦無差別殺傷事件 金川真大
第8章 私は小さい頃から「いい子」を演じてきました―秋葉原無差別殺傷事件 加藤智大
第9章 命日の十一月十七日までに刑を執行してほしい―奈良小一女児殺害事件 小林薫
第10章 これって私の裁判なんですね。はじめて裁判官の顔が見えました―母親による男児せっかん死事件 匿名
著者等紹介
長谷川博一[ハセガワヒロカズ]
1959(昭和34)年、名古屋生れ。南山大学文学部教育学科卒業後、名古屋大学大学院へ進学。臨床心理士。刑事事件における被告の精神鑑定を行ない、勾留中の殺人犯に独自に接見している。また子どもの虐待問題にも積極的に取り組んでいる。2012(平成24)年東海学院大学を退職後、一般社団法人・こころぎふ臨床心理センターを設立しセンター長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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