出版社内容情報
専門医でありながら最愛の妻をがんから救えなかった無力感と喪失感から陥った絶望の淵。人生の底から医師はいかに立ち直ったか。
駆け落ちまでした恋女房と40年、やっとのんびりできると思った定年間近。リンゴの種ほどの影が妻を襲う。がんは猛烈な勢いで命を奪っていった。がんの専門医でありながら最愛の人を救えなかった無力感と喪失感――著者は酒に溺れ、うつ状態に陥り、ついには自死まで考えるようになる。その絶望の淵から医師はいかにして立ち直ったのか、心の軌跡を赤裸々に綴った慟哭の体験記。
内容説明
駆け落ちまでした恋女房と40年、やっとのんびりできると思った定年間近。リンゴの種ほどの影が妻を襲う。がんは猛烈な勢いで命を奪っていった。がんの専門医でありながら最愛の人を救えなかった無力感と喪失感―著者は酒に溺れ、うつ状態に陥り、ついには自死まで考えるようになる。その絶望の淵から医師はいかにして立ち直ったのか、心の軌跡を赤裸々に綴った慟哭と再生の体験記。
目次
第1章 妻との出会い(半分になったりんご;大阪の野生児 ほか)
第2章 駆け落ち(傘一本の家出;祝福されない結婚 ほか)
第3章 妻の病(六ミリほどの小さな影;虫の知らせ ほか)
第4章 妻との対話(酒浸りの日々;三ヶ月の地獄 ほか)
著者等紹介
垣添忠生[カキゾエタダオ]
1941(昭和16)年生れ。’67年東京大学医学部卒業。都立豊島病院、東大医学部泌尿器科助手などを経て’75年から国立がんセンター病院に勤務。同センター手術部長、病院長、中央病院長などを務め、2002(平成14)年総長に就任。’07年に退職し名誉総長となる。財団法人日本対がん協会会長、財団法人がん研究振興財団理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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