新潮文庫<br> 室町無頼〈下〉

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新潮文庫
室町無頼〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101329796
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



垣根 涼介[カキネ リョウスケ]
著・文・その他

内容説明

唐崎の古老のもと、過酷な鍛錬を積んだ才蔵は、圧倒的な棒術で荒くれ者らを次々倒す兵法者になる。一方、民たちを束ね一揆を謀る兵衛は、敵対する立場となる幕府側の道賢に密約を持ちかける。かつて道賢を愛し、今は兵衛の情婦である遊女の芳王子は、二人の行く末を案じていた。そして、ついに蜂起の日はやってきた。時代を向こうに回した無頼たちの運命に胸が熱くなる、大胆不敵な歴史巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

280
面白い‼️農民を人とも思わず私利私欲のため年貢を巻き上げ威張り尽くす幕府や権力者達。対し度重なる飢饉、数万に上る餓死者という三重苦に喘ぐ弱者達による『下克上』の土一揆の話。過酷な修行を終えその強さ極みに達した才蔵と、農民や牢人達を束ね組織的且つ戦略的に一揆を指揮する兵衛。一揆に対抗する立場となる幕府側の道賢。この3人を中心に描かれるのだがやけにしびれさせやがる‼️最下層の連中が時の権力側に戦いを挑む、端から悲劇を伴う男達の、無頼の矜持に酔いしれる!銭貸しの暁信と遊女の芳王子が物語に華を添えてくれる‼️🙇2020/04/07

ehirano1

174
滅びの美学をまた1つ見せてもらいました。兵衛は間違いなく「幸せ」というか「本望」であったと思います。それは彼が「この世にはの、銭よりもさらに動くものがある」という哲学をもっていたからではないかと思いました。この世における自身の役割を果たすにはある種の哲学が必要であることが再認識させられました。2023/07/16

佐々陽太朗(K.Tsubota)

118
本作は第156回直木賞の候補に挙がった。恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が賞に輝いた回である。その選考に異議はないが、選者の中にもっと土一揆に立ち上がった民衆視点での社会問題に焦点を当てるべきだったかのような評価があったのは残念である。本作で垣根氏が書きたかったのは、救いようのない時代にあって「無頼」の気骨で時代の流れに抗った痛快さであっただろう。暗黒面を描く社会小説ではなく痛快無比剣豪小説で良いではないか。本書が『蜜蜂と遠雷』と並んで直木賞同時受賞であっても良かったのではないかと思うのは私だけではないだろう。2019/05/08

あきぽん

114
いやはや、室町時代を描いた小説がこんなに面白いとは!男が読んでも女が読んでも惚れるであろう無頼漢たちのカッコよさ!中世の秩序が崩れていく様は、昭和の秩序がなし崩しになっていった平成にも通じそう。世の中は常にはみだし者が動かすのだ(ホリエモンとか?)そして平成も終わる。その先は(情報)戦国時代⁉2019/03/31

🅼🆈½ ユニス™

113
ひとはみんな繋がって生きている。死んだとしても次の世代に、次の世代にはまた違う誰かが今の時代を拒んで革命を起こす。才蔵、兵衛、道賢、芳王子の他数多くの人達がいた室町時代から垣間見る現代の醜い素顔。この上下700頁に及ぶ歴史の物語は人類史の中ではちっぽけな傷跡に過ぎない。分厚い歴史小説がとんでもなく短い小説に過ぎない事を思い知る。悔しくて悲しくて痛快で、とてつもない小説を読んだ。1400年代の物語が現代を思い出させる。現代を思い出してはいけないのに…残念で残念で仕方がない❗️★5❗️2019/02/05

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