指揮者という仕事 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393935385
  • NDC分類 761.9
  • Cコード C0073

内容説明

みずから音を出さない“音楽家”は、オーケストラと聴衆の間でいったい何をするものなのか。往年のマエストロが語るリーダーシップ論。

目次

第1章 いくつかの主題による前奏曲
第2章 修業時代
第3章 いかにして指揮者になるのか
第4章 プログラムを作る…
第5章 ひとり総譜と向い合って
第6章 リハーサル
第7章 コンサートの夕べ
第8章 オーケストラ楽員の生活
第9章 指揮者の生活
付録 指揮者とは何か

著者等紹介

ミュンシュ,シャルル[ミュンシュ,シャルル][M¨unch,Charles]
1891年9月26日、ストラスブール生れ。ストラスブール音楽院でヴァイオリンを学び、そのあとベルリンでカール・フレッシュに師事、1912年パリへ行ってリュシアン・カペーに師事。1914~18年、ドイツに徴兵され軍務に就く。戦後、ストラスブール・オーケストラのソロ・ヴァイオリン奏者となるとともに、音楽院で教える。1926~32年、ライプツィヒのゲヴァントハウス・オーケストラでフルトヴェングラーの下でソロ・ヴァイオリン奏者。1937年パリ音楽院演奏協会の指揮者に選ばれ、同時にエコール・ノルマル・ド・ミュジック教授になる。第二次大戦後の1946年、ボストン・シンフォニック・オーケストラとニューヨーク・フィルハーモニーを振ってアメリカ・デビュー。1949~62年、クーセヴィツキーの後を継いでボストン・シンフォニック・オーケストラの音楽監督。1962年以降フランスに戻りフリーで活動していたが、1967年パリ市と国が作ったオルケストル・ド・パリの初代指揮者に就任。1968年このオーケストラとアメリカ演奏旅行中、11月6日、ヴァージニア州リッチモンドで急逝。享年77歳

福田逹夫[フクダタツオ]
1930年宮城県生れ。1953年東京大学文学部美学美術史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Susumu Kobayashi

1
指揮者というと特殊な職業のように思われるが、多数の人間を統率するという点では企業の社長や各部門のトップなどと同様である。「彼らに責任感を持たせなさい。決してやる気をなくさせないようにしなさい。むずかしい箇所を抱えている人たちには、信頼して任せなさい。犯した失敗をくどくど言わないようにしなさい。仲間の前で、自尊心を傷つける非難がましいことを言って恥をかかせないようにしなさい」(p.82)。いちいちうなずけるのである。2013/02/03

Yosuke Saito

1
フランスの名指揮者が、指揮者という「仕事」について思うことを様々に綴っている。エッセイとしても楽しめるし、指揮者として音楽に向かう心構えは大変参考になる。2012/02/27

ぴか

0
最後の章にはそれぞれの楽員が指揮者に求めることが述べられている。音楽的センス、あくなき努力もさることながら楽員の失敗に対して責め立てたり不快を顔に表さない、敬意を払うことなどが多く記されてあり気になった。独りよがりにならず思いやりの気持ちが大切なのだと思う。2017/09/25

beniko_skycolor

0
ミュンシュというマエストロが自ら語る、指揮者という仕事。学生の時分に購入して読んだが、当時は理解し得る範囲が私には少なかった。音楽の経験を積んだ頃にまた手を取りたい。それだけのミュンシュの経験と想像力がこの本に詰まっている。

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