新潮文庫<br> 手とぼしの記

新潮文庫
手とぼしの記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101293066
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

心のたけをぶっつけるように激しい上村松園の恋文。われながら呆れる「そうめん」好き。命からがら満州から引き揚げた日々の思い出。五十歳を過ぎて初めて覚えたワインの恍惚…。実人生を深く生きてきた著者が、長編小説を書き継ぐなかで、一年間一週ごとに、心をこめて読者に贈り届けた、折々の瑞々しい感想と、日常生活の率直な報告。宮尾ファン必読の珠玉長編エッセイ。

目次

絵の値段
恋文
大相撲初日
引き揚げ記念日
かつおぶし削り器
我が心臓
桃林堂の奥さん
インタビュアー
リサイクル
野菜大好き
すばらしい61歳
お酉さま
冬ごもり
冬のひるめし
サイン会
タクシー事故
ああ忙しや〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

こうよし

0
篤姫の再放送を見たのをきっかけに、ふと手にとった。とても頑固で、自分が作り出すものや生活の水準にこだわった人というイメージ2015/09/26

あらき

0
図書館で何気なく借りてみたんだけど、これが初めて読む宮尾登美子の随筆。小6から大学入るくらいまで何度も繰り返し読んだ『天璋院篤姫』の執筆スタートと被っている!と大興奮(鹿児島へ取材旅行、のくだりでわたしは勘付いたよ!)文章の節回しの美しさとこだわりにまたすっかり浸ってしまった。松園さんのラブレターが没後いろんな人の目に触れていることを気にしたり、ファンから届いたものを警戒したり、けっこう現代の人に感覚が近い部分も。全体的に人間臭くてよかった。あとは定年55歳の時代があったことに衝撃を受けた。マジ?2023/05/30

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