新潮文庫<br> コールドゲーム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101230313
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。犯行予告からトロ吉が浮び上がる。4年前クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。光也たち有志は、「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめるのだが―。やるせない真実、驚愕の結末。高3の終らない夏休みを描く青春ミステリ。

著者等紹介

荻原浩[オギワラヒロシ]
1956(昭和31)年、埼玉県生れ。成城大学経済学部卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。’97(平成9)年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこまーぶる

222
復讐劇で読んでいて恐怖感を味わう事が出来た一冊でした。読みながらトロ吉のような感情を抱きながら日々生活をしている人がいる事も事実だと思うし、いじめていた側は日々その記憶が薄れている人がいる事も事実だと思う。それにしても、読み進めているうちに、この復讐は綿密に計画されていて、恨みを持つ者の執念が恐ろしく描かれてはいるが、トロ吉を擁護する気持も起こってしまったのは、ちょっと意外であった。それから、いくら警察を信じていないとしても早くから通報していれば、クラスメートや先生も犠牲にならなくても済んだのだろうな。2014/07/23

ひろ

202
中学時代のクラスメートが次々と襲撃される。犯人はいじめられっ子だったトロ吉に違いない。光也は、いじめの主犯格だった亮太と一緒にトロ吉探しを始める。残酷で陰湿だったトロ吉いじめ。トロ吉を可哀想に思うが、姿の見えない犯人であろうトロ吉が不気味で恐ろしい。クライマックスは背筋が凍りつく、犯人はまさかの意外な人物。サスペンスは好きだが、サイコ・サスペンスは苦手だった、が、荻原浩が書くと一気に読ませる。息をのむほどの緊張感が続く中、癒しの美咲の存在が大きい。荻原浩は本当に凄い作家だと改めて思った。2018/01/29

しんたろー

191
荻原さんには珍しいサイコサスペンスと聞いて手に取ったが…う~ん…悪くはないのだが、いつものユーモアや軽妙な語り口が空回りしている気がした。それはイジメを主題にした物語だけに軽く扱えない部分が多く、荻原さんテイストと相反してしまうからだろう。加害者側が復讐される話と青春ドラマがシックリ噛み合っていないと感じたのは、加害者側の葛藤・後悔が薄くて、彼らに共感を覚えないからだろう。とは言え、エスカレートする手口や解決への急展開の巧さは流石の腕前。冗長に感じてしまう部分もあるが「それなりに楽しめた」が正直なところ。2018/02/08

ykmmr (^_^)

161
世の中に蔓延る『いじめ』を題材とするミステリーである。この小説の主人公は、『いじめ』問題では死角でありながら、キーマンでもある傍観者の立場の光也である。いじめは勿論、している本人が一番悪い訳だが、周囲の傍観者たちが、いじめに対してどう言う認識を持っているのか?が問われ、この小説はそれに切り込んでいる。傍観者で中間的立場にいる光也は、その立場にいるからこそ、廣吉にぶつかって行けると思うのだが、傍観者・中間としての立場や罪悪感に苦悩する。2021/12/08

ま~くん

129
野球に関する青春モノ、しかも外れなしの荻原浩作品ということで予備知識なしで読み始めた。結論から言うと一気読み。ただ読後の強烈なイヤミス感は何だろう。高校野球部を引退した高校生にもたらされた親友からの一言。「中学時代のクラスメイトが次々に襲撃されている」。犯人はどうもクラスの苛めの標的にされていたトロ吉らしい。そして遂に2人も死者が出てしまう。犯人は本当にトロ吉なのか、当時の復讐が目的でこんな残酷なことをしているのか。結末にはただただ嘆息。犯人を嫌悪する人、犯人に同情する人。受け取り方は千差万別だろう。 2023/03/26

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