新潮文庫 成功は時間が１０割

百田 尚樹【著】

新潮社（2022/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 217p／高さ 16cm
• 商品コード 9784101201955
• NDC分類 914.6
• Cコード C0195

出版社内容情報

人間にとって最も大切なのは、金 でも物でもない。時間である――。 ベストセラー作家が教える最強の時間論とは。人生の成功者は時間の征服者。時間を買う人と時間を売る人の違い。仕事ができる人は時間を凝縮できる人。すべての道具は時間を生むために作られた。時間は金に交換可能だが、金を時間に変えることはできない……人生が変わる目からウロコの思考法。『百田尚樹の新・相対性理論』改題。

内容説明

人間にとって最も大切なのは、金でも物でもない。時間である―。ベストセラー作家が教える最強の時間論とは。人生の成功者は時間の征服者。時間を買う人と時間を売る人の違い。仕事ができる人は時間を凝縮できる人。すべての道具は時間を生むために作られた。時間は金に交換可能だが、金を時間に変えることはできない…人生が変わる目からウロコの思考法。

目次

第１章　すべては「時間」が基準（物理的な時間を長く生きても「長生き」にはならない；すべての道具は「長生き」のために作られた　ほか）
第２章　現代社会と「時間」（人間社会は「時間」の売買で成り立っている；金を盗むのは「時間」を盗むのと同じである　ほか）
第３章　時間はあらゆるものに交換可能（社会は「時間の交換」によって成り立っている；使わない金は石ころと同じである　ほか）
第４章　私たちの「時間」を奪うもの（現代人が最も恐れるのは「退屈」である；娯楽の多くは退屈を恐れるために作られた　ほか）
第５章　「止まれ、お前は美しい！」（恋愛の喜びは「時間の共有」にある；「慣れ」の恐ろしさ　ほか）

著者等紹介

百田尚樹［ヒャクタナオキ］
１９５６（昭和３１）年、大阪市生れ。同志社大学中退。放送作家として「探偵！ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。２００６（平成１８）年『永遠の０』で作家デビュー。他の著書に『海賊とよばれた男』（本屋大賞受賞）などがある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ホッパー]

成功、という言葉でビジネス書ライクに見えるが、内容は堅苦しくない。様々な例を挙げて時間について考えていく内容。日々の過ごし方を振り返るきっかけになる。

2022/10/02

[forest rise field]

自分にとっての時間のあり方、考え方、向き合い方を考える必要があると思った。人類が創造してきた道具の発達は、いかに時間を浮かせる為のモノだったかという考えに同感した。残りの人生、もっと大事に時間を使わなきゃな〜

2023/08/18

[moonlight]

生きていくことを｢時間｣を軸に考察。失われたお金や物は取り戻せることもあるが時間は絶対に取り戻せない。優先順位を誤らず今やるべきことをやれ。要は｢時は金なり｣なのだが掘り下げ方が面白い。寿命が27年だった古代人と人生80年の今の日本人、子どもと老人、楽しい時間と苦しい時間、それぞれ時間の体感も価値も違う。自分の時間を仕事に提供してお金を得て誰かが時間を割いて作った物やエンタメをお金と交換する、つまり社会は時間の交換で成り立っている。無料だと思っているTVやネットも実は時間を買わされているetc

2023/02/04

[バイクやろうpart2]

百田尚樹さん作品4作目です。年末に駅中本屋さん、ぶらり、『来年一年、どんな行動しようかな〜』と頭をめぐらしていた所、目に留まりました。How To本かなと思いながら年末年始、読みました。時間の大切さを、上手く文字にされてます。すぅ〜と腑に落ちたり、ハッとしたり、刺さったり。こうして感想書いている時間も二度と戻ってきません。何気なく生きていることを反省しつつ、これからに活かしたいと思います。

2023/01/07

[かおりんご]

自己啓発本。思っていたのとは違っていたけれど、今後の時間の使い方を考える参考にはなった。時間を大切にして行こうと思う。テレビは、最低限にしよう。

2022/10/08