創元推理文庫<br> ロンドン幽霊譚傑作集

個数:
電子版価格
¥1,200
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
ロンドン幽霊譚傑作集

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月03日 14時48分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488584085
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

女王が君臨する栄華の時代、
探偵たちと切り裂きジャックの世紀
生者と死者が交流する大都市の
ヴィクトリアン・ゴースト・ストーリー13篇
12篇本邦初訳

19世紀ヴィクトリア朝ロンドン。産業・文化ともに栄える一方で、犯罪譚や怪談が流行する魔の都としての貌も持ち合わせていた。陽光あふれる公園の一角で霊に遭遇した美しき寡婦(かふ)を巡る愛憎劇「ザント夫人と幽霊」、愛人を催眠術で殺害した医師が降霊会で過去の罪と対峙する「降霊会の部屋にて」ほか、ロンドンで囁かれるゴースト・ストーリー13篇を収録。集中12篇が本邦初訳。

■収録作品
ウィルキー・コリンズ「ザント夫人と幽霊 」
ダイナ・マリア・クレイク「C─ストリートの旅籠(はたご)」
エドワード・マーシー「ウェラム・スクエア十一番地」
フローレンス・マリヤット「シャーロット・クレイの幽霊」
シャーロット・リデル「ハートフォード・オドンネルの凶兆」
トマス・ウィルキンソン・スペイト「ファージング館の出来事」
レティス・ガルブレイス「降霊会の部屋にて」
イーディス・ネズビット「黒檀の額縁」
ローダ・ブロートン「事実を、事実のすべてを、なによりも事実を」
メアリ・エリザベス・ブラッドン「女優の最後の舞台」
メアリ・ルイーザ・モールズワース「揺らめく裳裾(もすそ)」
ルイーザ・ボールドウィン「隣牀(りんしよう)の患者」
ウォルター・ベサント、ジェイムズ・ライス「令嬢キティー」

内容説明

19世紀ヴィクトリア朝ロンドン。産業・文化ともに栄える一方で、犯罪譚や怪談が流行する魔の都としての貌も持ち合わせていた。陽光あふれる公園の一角で霊に遭遇した美しき寡婦を巡る愛憎劇「ザント夫人と幽霊」、愛人を催眠術で殺害した医師が降霊会で過去の罪と対峙する「降霊会の部屋にて」ほか、ロンドンで囁かれるゴースト・ストーリー13篇を収録。集中12篇が本邦初訳。

著者等紹介

夏来健次[ナツキケンジ]
1954年新潟県生まれ。主な訳書にスティーヴンスン『ジキル博士とハイド氏』、ホジスン『幽霊狩人カーナッキの事件簿』、レノルズ 『人狼ヴァグナー』、編書に 『英国クリスマス幽霊譚傑作集』、共編書に『吸血鬼ラスヴァン』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

59
生きる時代も、文化や人種も違えど死後に寄せる関心は同じらしい。そして、悲しいかなその中に描かれる地位や財産に貪欲で利己的な男達も今に共通する。未亡人とそれを狙う男達・恋愛、利己的な提案・十一番地に『上段寝台』の怪・捨てられたシャーロット・バンシーの告げる凶兆に憑かれた民・欺かれた霊媒・利己的な殺人医師・魔女の誘い・真実は、真実のすべては、なにもかも憶測か・ある意味“或るストーカーの話“・思慕の念はそんなに単純ではないだろうに・救い、敬虔な患者・令嬢座敷童だが、この記録を彼の妻が読まない保証はないだろうに…2024/07/29

星落秋風五丈原

40
ウィルキー・コリンズ「ザント夫人と幽霊 」 ケンジントン公園で遊んでいた娘ルーシーといたレイバーン氏は、娘から「おかしな女の人がいる」と言われる。気になってついていくと、彼女ザント夫人は義兄と一緒に暮らしていた。家政婦から義兄はザント夫人と結婚したがっていると聞いたレイバーン氏は彼女の事が気になって。半ばラブストーリーですね。娘ルーシーが素直で可愛い。ダイナ・マリア・クレイク「C─ストリートの旅籠」三人称小説だが、すぐにドロシー・マッカーサー夫人の語りになる。 2024/03/28

ワッピー

32
ロンドンを舞台とした地図付きゴースト・アンソロジー。未亡人とやもめの物語「ザント夫人と幽霊」(ウィルキー・コリンズ)他12編の作品を収録。古典的な雰囲気を湛える中に愛あり、離別あり、恐怖ありの世界を愉しみました。かなり暴力的な「ウェラム・スクエア十一番地」(エドワード・マーシー)や地獄からのお迎え「黒檀の額縁」(イーデス・ネズビット)、そしてツンデレお嬢様のお返し「令嬢キティー」(ウォルター・ベザント)が印象的。この本を持ってロンドンに飛び、聖地巡礼をしたい…「ザント夫人~」を除き初訳。夏のおススメ本。2024/06/14

翠埜もぐら

23
意外と優しい結末のものが多くて途中から安心しながら読んでいました。お気に入りウィルキー・コリンズ「ザント夫人と幽霊」は、幽霊ではなく生きた人間が恐怖の対象で最後はちょっとロマンスっぽく終わったし。「シャーロット・クレイの幽霊」は浮気者クズ男が蒼白になって楽しかった。幽霊自体はしつこい割には諦めが良かったな。ウォルター・ベサントとジェイムズ・ライスの「令嬢キティー」はオスカー・ワイルドの「カンタヴィルの幽霊」みたいな話かと思ったのですが・・ちょっと待て、これ精神的浮気じゃないか!2024/05/27

くさてる

19
19世紀ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にした幽霊譚アンソロジー。というわけで古臭い話が多いのかなーと覚悟してたのだけど冒頭の「ザント夫人と幽霊」から先がとにかく気になるリーダビリティでぐいぐい読まされ、他の作品も粒ぞろいでしっかり楽しめました。ふたりの女性の書簡体で語られる「事実を、事実のすべてを、なによりも事実を」がベストですが、どの作品もそれぞれに読みどころがあって良かったです。2024/04/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21762486
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品