出版社内容情報
国を追われた二匹のアマガエルは、辛い放浪の末に夢の楽園にたどり着く。その国は「三戒」と呼ばれる戒律と、「謝りソング」という奇妙な歌によって守られていた。だが、南の沼に棲む凶暴なウシガエルの魔の手が迫り、楽園の本当の姿が明らかになる……。単行本刊行後、物語の内容を思わせる出来事が現実に起こり、一部では「予言書」とも言われた現代の寓話にして、国家の意味を問う警世の書。
内容説明
国を追われた二匹のアマガエルは、辛い放浪の末に夢の楽園にたどり着く。その国は「三戒」と呼ばれる戒律と、「謝りソング」という奇妙な歌によって守られていた。だが、南の沼に棲む凶暴なウシガエルの魔の手が迫り、楽園の本当の姿が明らかになる…。単行本刊行後、物語の内容を思わせる出来事が現実に起こり、一部では「予言書」とも言われた現代の寓話にして、国家の意味を問う警世の書。
著者等紹介
百田尚樹[ヒャクタナオキ]
1956(昭和31)年、大阪市生れ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006(平成18)年『永遠の0』で作家デビュー。他の著書に『海賊とよばれた男』(第10回本屋大賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
258
#比喩がもはや比喩になっていなくてwww。#リアル感半端ない!。#どうしてもどうしても書かずにはいられなかったんですね、百田さん。#最終ページの次のページに「この物語はフィクションであり、実在の・・・」がシュール過ぎてwww。#ハンドレッドって、あんた自身が出てきてどうするんや!2021/07/08
さばかん
181
寓話。 ここまであからさまだと少し萎えるが、内容は笑えない。 だってそのまんまだもんそのまんま。 あまりにもそのまんますぎて空恐ろしい。 人(仮)はここまで愚かになれるのか。 「理想を抱いて溺死しろ」 思考を止めるな。2017/09/11
あきぽん
177
安全保障問題に対して改憲派である百田尚樹氏が、その思想をカエルを擬人化した寓話の形で著したもの。グサグサ突き刺さる日本人への警告の書である。(他の国の人でもそうだろうが)日本人は特に、きれいごとの建前ばかりを見ていて現実を見ようとしない、エライ人に追従し自分の頭で考えようとしないところがある。私は改憲派ではないが、現実を見ることと自分の頭で考えることは心掛けたい。2017/10/03
takaC
159
よく知ってる(人間の)国の状態にとてもよく似ている。 2017/10/29
hitomi.s
143
絵本のような一冊。描かれているものは、私でもわかる。ちゃんと冷静に状況を見なければならない、と言いたいのもわかる。芯のある人間でいたいけど、大きい声にはクラクラ目眩がしてしまう。どのカエルも「私に似てる部分ある」とまでは行かないが、どのカエルの要素も、あるような気がする。クラクラしたら、流される前に、家族にでも話を聞いて貰おう。2018/01/08
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