新潮文庫<br> 海の都の物語〈6〉―ヴェネツィア共和国の一千年

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新潮文庫
海の都の物語〈6〉―ヴェネツィア共和国の一千年

  • 塩野 七生【著】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • 新潮社(2009/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101181370
  • NDC分類 237
  • Cコード C0122

内容説明

ヴェネツィア共和国はトルコ帝国との争いで、交易拠点を次々に失い始める。海外交易市場の主導権もイギリス、オランダに譲り、衰退の兆しは誰の目にも明らかだった。そしてフランス革命に端を発したヨーロッパ世界の動乱。ナポレオン率いるフランス軍の圧力を前にして、かつて「地中海の女王」とさえ呼ばれたヴェネツィア共和国の命運は尽きつつあった…。歴史大作の完結編。

目次

第12話 地中海最後の砦(法王庁に抗して;クレタ攻防戦)
第13話 ヴィヴァルディの世紀
第14話 ヴェネツィアの死

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

174
「驕れる者もひさしからず」と平家は語るけれど、ヴェネツィアは塩野七生さんも言うように、けっして驕ったりはしなかった。それどころか、工夫に工夫を重ねて商品を安定供給し、もってコストダウンも図っていた。にも関わらず趨勢は別のほうに傾いていったようだ。それには産業構造の変化もある。ヴェネツィア自身も毛織物工業などにも積極的に投資し、また職工を集めて産業の育成に努めていた。あるいは、対岸の本土でも農業経営を進めていた。大島真寿美さんの描く『ピエタ』は、この時期のヴェネツィア―まさにヴィヴァルディの世紀―を描く。2014/03/14

KAZOO

89
この最後の巻では、ヴェネツィアが法王庁へ反旗を翻し、その後トルコ帝国との争いに巻き込まれて領地は縮小していきます。その後フランスのナポレオンがヨーロッパの覇権を握ると千年にわたるアドリア海を制圧してきたヴェネツィアも最期を迎えます。途中ヴィヴァルディの世紀ということでヴェネツィアの文化について書かれていることなどが非常に興味をひきました。2015/07/17

優希

74
ついにヴェネツィアの運命は尽きていきます。かつては地中海で勢力を持っていたものの、トルコ帝国との争いを機に、衰退の兆しが見られました。フランス革命を筆頭に、ヨーロッパの動乱。そしてナポレオン率いる軍隊によりヴェネツィアは散りゆこうとしてるのかもしれません。ただ、確かに「地中海の女王」としてその地位を確立していた時代は確かにあるのです。2018/12/27

kawa

45
7次・250年に渡るトルコとの闘い、15世紀までの海外交易経済から手工業、農業へと変遷する産業構造、豊かだったヴェネツィア経済は疲弊、経済格差の固定化に。それらは、職工・農民になれない貴族を直撃し政治リーダー層の硬直化と腐敗を招く。文化面では依然として快楽の都として輝きを放ちつつ優雅に衰退の道を歩む。最後はナポレオンの要求に時間稼ぎしかできない指導者により終焉となる非武装・非同盟、孤立主義の「地中海の女王」。何故か今の日本を連想してしまう。とは言え、今も充分魅力的な観光都市なのが救いか?2019/07/13

piro

44
トルコとのクレタ島をめぐる25年にも及ぶ戦役による疲弊、そしてオランダ・イギリスといった新たな海運国の台頭により、ヴェネツィアは徐々にその力を失っていきます。奢りによる没落では無いため、その姿には一層の哀しさを感じました。塩野さんが「ヴィヴァルディの世紀」と名付けた18世紀、文化・芸術が華やかに輝いた事はせめてもの救いか…。1797年ナポレオン率いるフランス軍に屈し遂にヴェネツィア共和国が滅亡。力を以って我を通すナポレオンの横暴には腹が立つものの、これが時代の流れ。やはり一国が滅びると言う事は寂しい。2020/11/19

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