内容説明
「十両盗めば首がとぶ」「悪代官なんていなかった」「芝居の開演は朝七時」「江戸城の糞尿汲み取りは葛西村の権左衛門の独占商売」などなど、現代人から見ると新鮮でおもしろい“江戸の常識”がこの一冊にギッシリ。庶民、商人、武士、大名、将軍さまの暮らしぶりが、小粋に飄々とした語り口で綴られている。時代小説ファンの座右の書としてもオススメ。
目次
第1章 花のお江戸のまんなかは…?―江戸城内の仕事ぶり、暮らしぶり
第2章 大名暮らしも楽じゃない―大名の気苦労さまざま
第3章 花は桜木、人は武士と言うけれど…―お侍にもピンからキリまで
第4章 広いお江戸の取り締まり―町奉行所、火盗改などの実体
第5章 旦那衆と江戸ッ子が入り乱れ―江戸の町人の生活模様
第6章 粋にいなせにお祭りさわぎ―町人の娯楽、ア・ラ・カルト
第7章 通は見栄張る、張れなきゃ野暮天―江戸の遊廓、花街ご案内
第8章 罪があるから罰もある―犯罪と刑罰見本帖
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kimi
2
わかりやすい江戸風俗の本!テレビでは、テレビでは…と批判が多くて疲れるけど。2015/01/12
青いあめ
1
江戸時代の小ネタ集。ニヤリとするものもあれば、目を背けたくなるような残虐な内容も。しかし、優しいタッチの挿し絵によって和まされてしまうのは、作者の力量と言ってもいいのかなぁ。江戸時代の表や裏が分かりやすく書かれていて勉強になりました。2014/02/11
いきもの
1
武家から町人、花町に罪人まで幅広く江戸の生活における知識が開陳されており、筆者の小気味良い皮肉や冗談が交じる。テンポもよく、勉強になるし、面白い。あるいはちょっとした資料として良いかもしれない。2012/05/09
kasuke yamada
0
武士町人の情報を網羅と言って良いほど満載。しかもそれをお堅くならず読みやすく書いている。これだけの内容が500円で手に入ると言うのはとてもとても素晴らしい事だと思う。2015/01/18
なんと
0
2004/10/03 2005/10/112015/01/17
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