新潮文庫<br> 関ヶ原〈下〉 (改版)

個数:
電子版価格
¥935
  • 電子版あり

新潮文庫
関ヶ原〈下〉 (改版)

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年11月11日 23時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101152141
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

天下取りの見果てぬ夢を追い求めて関ヶ原盆地に群れ集った10数万の戦国将兵たち…。老獪、緻密な家康の策謀は、三成の率いる西軍の陣営をどのように崩壊させたか?両雄の権謀の渦の中で、戦国将兵たちはいかにして明日の天下に命運をつなぎ、また亡び去ったのか?戦闘俯瞰図とも言うべき雄大な描写の中に、決戦に臨む武将たちの人間像とその盛衰を描く、波瀾の完結編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

546
いよいよ関ケ原での決戦である。東西陣営の布陣を見る限りでは、ほとんどの戦史家たちが西軍の勝ちとするらしい。布陣はそうなのだ。ところが、実際には劣勢のはずの東軍が勝利している。小早川秀秋の裏切りがなければ、あるいは島津軍が動いていれば、など西軍には何度も勝機があったにもかかわらずである。司馬遼太郎が作家として優れているのは、単に戦いをのみ描かない点にこそある。そこには、戦いに臨んだ諸将たちの思惑が、欲望が、嫉視が、怨念が渦巻いていたのである。こうした機微をまさに縦横無尽に描いて見せてくれたのが本書だ。2017/04/11

ehirano1

237
軍事的決戦よりも政治的抗争がメインで、ほとんどハードボイルドでした。その中で暗躍する面々が面白かったのですが、それ以上に〆の部分で、黒田官兵衛と家康の最後の駆け引きでグッと来たところで、三成を掌で踊らさせていた家康も所詮は秀吉の掌で踊らされていたという視点が小説ならではで最高でした。2025/09/14

yoshida

190
「関ヶ原」を読んで気付くのは、世の中は正論だけでは動かせないということ。現実では物理的な力に世の中はなびく。心では正義が勝つべきと思う。この作品での正義そして正論は石田三成だ。豊家の天下を奪おうとする徳川家康に立ち向かう。秀吉亡き後、関東に巨大な版図と実績を持つ家康に大名達がなびくのは自然なことだ。だが、それが通れば世間から正義が消える。小身だが家康に立ち向かう三成の行動は正義の実行であり偉大だ。日常の組織で自身の正義を通そうとしても無理がある。だが、物語の三成は正義を通す。その眩い輝きを、私は支持する。2017/08/13

mura_ユル活動

169
関ヶ原の戦いの全容が掴める。司馬氏の時代小説は、前後の流れが大変わかりやすく、各人の判断に至った経緯を大変興味を持って拝読した。その判断は生い立ちや性格、そして人間関係など周囲の環境。西軍10万余、東軍7万5千余、西軍有利(P265)。秀忠が上田城で足止めにされていたのは知らなかった。戦いを傍観している諸将の場面が多く登場、寝返り、なかなか動かず冷めてしまった感。小早川の反旗(P333)。敗戦後、三成が義で匿われたこと、如水が初芽に巻末で会ったことは、司馬氏のバランス感覚からの物語の終え方だった。続く→2019/08/12

修一朗

149
戦い前の権謀術数こそが中心で,6時間あまりで終了した合戦そのものはつけたしみたいなものかと思っていたけどとんでもなかった。西軍側に裏切りやら様子見やらがこんなに出ては勝てるわけはないだろうけども,決してあっさり東軍が勝ったわけではなく,流れによっては西軍が勝つチャンスも十分あったのだ。実に惜しかった…三巻一気読みで様々な人間模様をたっぷりと堪能した。「残念な石田三成さん」の印象は結局変わらなかったけども,岡田准一演じる石田三成,役所広司演じる徳川家康は見てみたい気もする…2017/08/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/566914
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品