新潮文庫<br> 優しい女房は殺人鬼

新潮文庫
優しい女房は殺人鬼

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101131399
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

繊細で心やさしい童話作家の私。この純粋無垢で純情な私が、結婚した娘に送金するために、悪寒と戦慄、恐怖と吐気に七転八倒しながら、バイオレンス小説を書きはじめた。家族のために死ぬ思いで苦労している私を、優しく美しく、知性もある女房が殺そうとしている。次々と襲う危険な罠、恐怖体験。私の妄想か、錯覚か?―ちっとも怖くない大恐怖ユーモア小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

背番号10@せばてん。

27
1990年10月7日読了。私の蔵書の帯には「ちっとも怖くない大恐怖ユーモア小説」とありますが、たしかにまったく怖くない。(2023年11月20日入力)1990/10/07

双海(ふたみ)

17
「若い人に言わせると、昭和ヒトケタの人種はカビが生えるほど古びていて、ものわかりが甚だ悪く、おまけに鈍重でガンコなのだそうだ。・・・私が青年であった頃は、昭和生まれというだけで若さの象徴でもあったのに。」2014/06/01

OHta

3
これは短篇に留めておいた方が良かった作品、と率直な感想。ブラックユーモアは鮮度が命。簡潔にキレ味鋭く提供してこそ生きる形態だと思うのです。ちょっと、というかだいぶ長かった。200ページという短さですがそれでも長かった(汗)この作品の語り手はおそらく作者自身の投影だと感じて、勝手にちょっとだけ切なくなりました。私が昭和ヒトケタな人種だったら笑えていたかも。2016/03/30

Tomoko

1
まさしく昭和のユウモア小説。大好きなマンボウ先生ですが隔世の感が...(笑)阪神タイガース日本一を喜ぶ北杜夫氏の様子が楽しめました。2013/02/26

1977年から

0
1987年

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/434462
  • ご注意事項

最近チェックした商品