出版社内容情報
清張が生きた昭和は、鉄道の黄金時代だった――。時刻表トリックの金字塔「点と線」ほか、サスペンスと旅情に満ちた全5編を収録。
清張は昭和史とともに生きた作家だった。そして昭和という時代は、まさに鉄道の黄金時代でもあった――原武史。時刻表トリックの金字塔「点と線」や、かつて殺人を犯した映画俳優の心情を活写した「顔」、特急で九州へ向かった心中カップルの道行きを描く「拐帯行」など、全5編を収録。“鉄道教授”の異名を持つ選者による、緊迫のサスペンスと豊かな旅情が味わえる贅沢なアンソロジー。
内容説明
清張は昭和史とともに生きた作家だった。そして昭和という時代は、まさに鉄道の黄金時代でもあった―原武史。時刻表トリックの金字塔「点と線」や、かつて殺人を犯した映画俳優の心情を活写した「顔」、特急で九州へ向かう心中カップルの道行きを描く「拐帯行」など、全5編を収録。“鉄学者”の異名を持つ選者による、緊迫のサスペンスと豊かな旅情が味わえる贅沢なアンソロジー。
著者等紹介
松本清張[マツモトセイチョウ]
1909‐1992。福岡県小倉生れ。種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞
原武史[ハラタケシ]
1962(昭和37)年、東京生れ。明治学院大学教授。専門は日本政治思想史。著書に『「民都」大阪対「帝都」東京』(サントリー学芸賞受賞)『大正天皇』(毎日出版文化賞受賞)『滝山コミューン一九七四』(講談社ノンフィクション賞受賞)『昭和天皇』(司馬遼太郎賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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