内容説明
芸術とは何か、美とは何か。戦後の美術批評、とりわけイギリス美術の紹介と批評を牽引した著者が、“路上に朽ちるにまかせ”た厖大な著述群から、運慶、ルオー、ブレイクの精神性・宗教性に肉薄する三作品を精選し、斎藤義重、小島信夫をめぐるエッセイを付した著者渾身の批評選集。
目次
1 運慶論(復刊にあたって;序 芸術批評について ほか)
2 ジョルジュ・ルオー(生活;画風;転回)
3 ウィリアム・ブレイク(位置;生活と画風)
4 斎藤義重・小島信夫―あるいはユーモア、アレゴリーについて(斎藤義重;斎藤義重―その人と作品 ほか)
著者等紹介
岡本謙次郎[オカモトケンジロウ]
1919年、東京に生まれ、2003年10月に東京に没する。美術批評家、元明治大学教授
千石英世[センゴクヒデヨ]
1949年、大阪府に生まれる。文芸批評家、立教大学名誉教授
鈴木重雄[スズキシゲオ]
1962年、神奈川県に生まれる。1985年、明治大学法学部卒業。元東京都副参事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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