新潮文庫<br> 永遠の都〈5〉迷宮

新潮文庫
永遠の都〈5〉迷宮

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  • サイズ 文庫判/ページ数 501p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101067117
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

三田綱町の二千五百坪の敷地に建つ時田病院は、利平の趣味の増築のために、いまや異様なまでに複雑な建物となり外見は軍艦のようで内部は迷宮と化していた。昭和19年春、悠太は名古屋の陸軍幼年学校に合格。利平は後妻の不義に心を痛めモルヒネを打つ毎日だが、12月から2ヵ月、松沢病院に入院して激烈な禁断症状を治した。昭和19年11月末から東京は度重なる空襲に脅かされていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

138
5巻は戦中の時田家を描く。 軍人になるしかない時期の 少年たちの心象を悠太の 視点で描写する様が新鮮。 戦争も終盤に向かう中、 悠太は陸軍幼年学校に。 あの戦争の時代を人々が 何を感じ、過ごしていたのか 垣間見れて面白い。利平が 築き上げた人生…日露戦争以降、 先祖たちが夢にみたもの…大河小説 ならではの描写が、その志を 今に伝えてくれる。2014/08/05

ハッカ飴

8
この5巻までは時田利平さんワンマンなじいさんと思っていたけれど、苦労とすごい努力で医者になり、自分の病院を築き上げてきたところを尊敬します。利平さんの日記を挟みつつの日露戦争の記述はなかなか読みづらかったです。日露戦争、大正から昭和へ、そしてまたまた戦争へ。人びとがいかに、無思考で戦争に流れていったか、日本人てそんな民族なのかもしれないな、と私たちの時代の選挙が終わったところでそんなふうに考えながら読みました。なんと言っても、大陸出身者ということで震災の時「朝鮮人」と言われて殺された安西さんが痛ましくて。2026/02/12

湖都

6
第5巻は、太平洋戦争後半が舞台である。そして、モルヒネ中毒を治療するために利平が精神病院に入院し、利平の青年時代の回想が始まる。日露戦争従軍の思い出は少し間延びした感じがしたが、時田病院の設立期の話は面白い。このシリーズのタイトル『永遠の都』の由来もやっと語られる。時田利平にとっての永遠の都は、時田病院である。複雑怪奇に増築され、様々な発明品を作り、患者にいつも必要とされ、色々な人間の棲む、そんなこの病院こそが夢の永遠の都なのだ。2017/12/14

寿里子

3
そうかぁ、このお父さんはこういう人生を送ってきたのかと5巻で知らされたって感じ。しかし本当にしんどい小説と言えるのにどうしても投げ出せない。2018/02/13

uchi

2
5巻は昭和前の回顧録。日露戦争あたりは、さながら坂ノ上の曇、でした。2020/11/14

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