内容説明
ミャンマー奥地で遭遇した、納豆卵かけご飯。日本以外にも納豆を食べる民族が存在することをそのとき知った。そして著者は探求の旅に出る。ネパールでは美少女に導かれ、湖南省で味噌との関係に苦悩。東北秋田で起源について考える。“手前納豆”を誇る人びと。夢中で食べた絶品料理。愛する食材を追いかけるうちに、アジア史までもが見えてきた。美味しくて壮大な、納豆をめぐる冒険の記。
目次
プロローグ 日本は納豆後進国なのか?
納豆は外国のソウルフードだった!?―チェンマイ/タイ
納豆とは何か
山のニューヨークの味噌納豆―チェントゥン/ミャンマー
火花を散らす納豆ナショナリズム―タウンジー/ミャンマー
幻の竹納豆を追え!―ミッチーナ/ミャンマー
アジア納豆は日本の納豆と同じなのか、ちがうのか
日本で『アジア納豆』はできるのか―長野県飯田市
女王陛下の納豆護衛隊―パッタリ/ネパール
日本納豆の起源を探る―秋田県南部
元・首狩り族の納豆汁―ナガ山地/ミャンマー
味噌民族vs.納豆民族―中国湖南省
謎の雪納豆―岩手県石和賀町
納豆の起源
著者等紹介
高野秀行[タカノヒデユキ]
ノンフィクション作家。1966(昭和41)年、東京都生れ。早稲田大学卒。’89(平成元)年、同大探検部における活動を記した『幻獣ムベンベを追え』でデビュー。2006年『ワセダ三畳青春記』で酒飲み書店員大賞を受賞。’13年『謎の独立国家ソマリランド』で講談社ノンフィクション賞を、’14年同作で梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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岡本
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へくとぱすかる
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥