出版社内容情報
重ね合わせの原理や線形代数のやさしい解説から始め,物質科学への応用に役立つよう書かれたテキスト.シュレーディンガー方程式だけでなく,ディラックの表記法にも重点を置き,より一般的な視点から量子力学を理解できる.演習問題付.
本書は,Michael D. Fayer, Elements of Quantum Mechanics, Oxford University Press (2001)を全訳.
序 論
第1章 絶対寸法と重ね合せの原理
第2章 ケット,ブラ,演算子と固有値問題
第3章 1自由粒子の運動量と波束
第4章 交換子――ディラックの量子条件と不確定性原理
第5章 シュレーディンガー方程式――時間に依存する場合と依存しない場合
第6章 シュレーディンガー表示とディラック表示による調和振動子
第7章 水素原子
第8章 時間に依存する2状態問題
第9章 摂動論
第10章 ヘリウム原子――摂動論的取扱いと変分原理
第11章 時間に依存する摂動論
第12章 輻射の吸収と放出
第13章 行列表示
第14章 密度行列――分子と光のコヒーレントな結合
第15章 角運動量
第16章 電子スピン
第17章 共有結合
演習問題
Elements of Quantum Mechanics
Michael D. Fayer
Translation by Toshiro TANI
マイケル D フェイヤー[マイケル フェイヤー]
著・文・その他
谷 俊朗[タニ トシロウ]
翻訳
目次
絶対寸法と重ね合せの原理
ケット、ブラ、演算子と固有値問題
1自由粒子の運動量と波束
交換子―ディラックの量子条件と不確定性原理
シュレーディンガー方程式―時間に依存する場合と依存しない場合
シュレーディンガー表示とディラック表示による調和振動子
水素原子
時間に依存する2状態問題
摂動論
ヘリウム原子―摂動論的取扱いと変分原理
時間に依存する摂動論
輻射の吸収と放出
行列表示
密度行列―分子の光とコヒーレントな結合
角運動量
電子スピン
共有結合
著者等紹介
フェイヤー,マイケル・D.[フェイヤー,マイケルD.] [Fayer,Michael D.]
スタンフォード大学化学科量子化学講座教授。1974年カリフォルニア大学バークレー校博士課程(化学)修了、同学部助教。1980年同准教授。1984年より現職
谷俊朗[タニトシロウ]
東京農工大学名誉教授(工学博士)。1976年東京大学博士課程(物理工学)修了。同工学部(物理工学科)助手、講師を経て(1978年米国IBM San Jose研究所博士研究員(1ヵ年))、1982年電子技術総合研究所主任研究官。同材料科学部光材料研究室長を経て、1998年東京農工大学工学部物理システム工学科教授。2013年定年退職、同名誉教授。2014年芝浦工業大学工学部非常勤講師(~2018年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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