内容説明
記憶を失い過去を求めて彷徨う若い男、のどに傷跡の残る中国残留孤児と、その傷をつけた母、夢千代の父を名乗る初老の男、そして西の啄木と呼ばれた、明治の忘れられた歌人・前田純孝…。冬の日本海の海鳴りが淋しく響く山陰の鄙びた温泉町を舞台に、重い過去を背負った人々の人生が重なり合う。原爆病という不治の病を持ちながら、静かに生きて行く、芸者・夢千代を描くシリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えいとうっど
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極めて個人的なお気に入り度合い：★★★★★5点 ドラマを観たのは34年前、松田優作の印象しか残っていなかった。改めてシナリオを読めば重層的に哀切、可笑しみ深い人間模様が素晴らしい。2018/01/24
