内容説明
日本映画黄金時代の最前線。大映、東映、日活、新東宝、東宝、そして独立プロ。それぞれの撮影現場では映画作りにどのような違いがあり、各分野のエキスパートたちはどのように仕事をしてきたのか。―美術、大道具、撮影技師、衣装、スクリプター、監督、殺陣師、俳優など、作品が生み出される現場で日本映画を支えてきた14名が語るエピソードから浮かび上がる、もうひとつの日本映画史!
目次
第1部 画面に映る全てを創る(美術で彩る、映画の物語(千葉一彦/美術)
現場から見た、映画産業の栄枯盛衰(馬場正男/大道具)
実験放送時代からテレビを支えた美術監督(橋本潔/美術監督))
第2部 撮影現場での仕事(殺陣師は監督と対峙する(上野隆三/殺陣師)
劇映画から記録映画、テレビ映画を撮る(西川芳男/撮影技師)
衣装を通して映画を創る(池田誠/衣装)
「記録」を通して映画の世界を創造する(堀北昌子/スクリプター))
第3部 映画の作り手として(労映運動から親子映画のヒットメーカーへ(伊藤正昭/プロデューサー)
脚本家として、監督として(鳥居元宏/映画監督・脚本家)
ドキュメンタリーという「真実」を撮る(羽田澄子/記録映画作家)
岡本喜八と歩んだ映画人生(中みね子/シナリオライター・プロデューサー))
第4部 銀幕の内側の仕事(情景としての演技(平井靖/大部屋俳優)
芸能一家、子役から俳優へ(目黒祐樹/俳優)
撮影所・労働組合・時代劇(品川隆二/俳優))
著者等紹介
谷川建司[タニカワタケシ]
早稲田大学政治経済学術院客員教授。映画史、大衆文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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富士さん
tkm66
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