出版社内容情報
「ねこしき」脱稿直後に発覚した急性の「扁平上皮癌」によって、1か月半の闘病の末、書籍発売前に急逝した猫沢家の保護猫イオちゃん。猫沢氏とイオちゃんの出会い、病気の寛解、幸せの日々、急に訪れた永遠の別れを、イオ視点のファンタジー小説を主軸とし、著者自身の日記を挿入、一人と一匹の愛の物語を紡ぎます。猫沢飯レシピ付き。
【小説】
1たった今ワタシたちを乗せた飛行機がパリへ向けて飛び立った
2あの夏の日
3ママと出会って家族ができた
4運命の赤い糸
5大江戸お伊緒物語
6ワタシのローマの休日
7謎の病気の克服
8不治の病と神様との最後の会話
9魂の住処
10天国からのタクシー
11ハワイでのヴァカンス
【猫沢日記】
2019年8月イオとの出逢い~2022年10月パリ移住
【レシピ】
目玉焼きのっけ焼きそば
大丈夫 ! サバ味噌サンド
ほたるいか素干しバターごはん
雪の山小屋で食べる三猫シチュー
ひな祭りの鰻のちらし鮨
命のスープ ~豚バラと根菜のカフェライムスープ
ポルチーニ茸と栗の炊き込みごはんドリア
ポークフィレソテー茸と蓮根の赤ワインソース
猫草オマージュ ~おかひじきとレタスと梨のサラダ
猫沢組おにぎりとハチワレ漬け
内容説明
「ねこしき」著者が新宿二丁目で出逢った路傍の老女猫・イオ。SNSを通して反響を呼んだ彼女の美しい生き様と哲学を、新しい死生観で描いた心温まる感動の物語。
目次
1章 運命の赤い糸(あの夏の日;ママと出逢って家族ができた;猫沢組との契り、運命の赤い糸)
2章 神さまとの最後の会話(大江戸お伊緒物語;ワタシの『ローマの休日』;謎の病気の克服 ほか)
3章 親愛なるママへ(天国からのタクシー;ハワイでのヴァカンス)
著者等紹介
猫沢エミ[ネコザワエミ]
ミュージシャン、文筆家、映画解説者、生活料理人。2007年より10年間、フランス文化誌『Bonzour Japon』の編集長を務める。超実践型フランス語教室“にゃんフラ”主宰。著書に『ねこしき』(TAC出版)、『猫と生きる。』『パリ季記』(ともに扶桑社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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