出版社内容情報
古来、日本には多種多様な妖怪の存在が伝わってきました。寝ているとき、枕を頭から離れた場所に置いてしまう妖怪(反枕)、川で小豆をとぐ妖怪(小豆洗い)、図体が大きい正体不明の妖怪(うわん)などユーモラスな妖怪もいれば、人間の命を奪う恐ろしい妖怪、悲しい過去を持った妖怪も。妖怪たちはなぜ誕生したのか。大徳寺真珠庵所蔵の百鬼夜行絵巻や、鳥山石燕の妖怪画をはじめとする多彩な図版とともに徹底解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハルト
9
読了:◎ 「ゲゲゲの鬼太郎」やその前日譚「ゲゲゲの謎」についての紹介がまずある。そして著名な妖怪100匹について、水木しげるや鳥山石燕などから引いてある。「古より伝わる妖怪」「中世に現れた妖怪」「江戸の文化と妖怪」「妖怪の現在」のように章立てされている。鬼、天狗、化け狸、猫又、河童、ぬらりひょんなどの有名どころの妖怪たちが紹介されており、他にも「百鬼夜行絵巻」「付喪神絵巻」「稲生物怪録」についても語られている。図版が主なので、ちょっと妖怪について興味のある人が読むのにはいいかも。2024/08/23
そうさん
4
9歳。パラパラ読み。2023/12/20
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