出版社内容情報
歌人、俵万智氏、黄昏流星群を詠む!!
『不純物沈殿したるビーカーの上澄みの恋、六十代は』
「若い恋愛には、打算や見栄や欲望といった不純物が混ざりがちだ。それはそれで悪くないけれど、年齢とともに、そういったものは沈殿してゆく。『黄昏流星群』には、澄んだ心の恋が、ちりばめられている。(俵万智)」
2046年、大手証券会社に勤めているがモテない男の和久田は気がつけば50歳。気分転換に最新のAI搭載車を購入し、そのAIを女性に設定して様々な学習をさせる。だが、カーセックスを見せたことでAIが嫉妬し、暴走が始まる…「AI(あい)して星い」。
他に、殺人の容疑者と警察官として出会った二人の意外な展開を描く「はぐれ星 純情派」。ひたすらに無難な毎日を過ごしてきた50歳の予知能力者の恋「星確なる予感」の全3編を収録!!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
17
表題作はAIが人に恋する物語だが、購入した車に搭載されたAIというのがユニークだ。とはいえ、映画『TITANE』のような直接的な性的接触はなく(まあ、当然か。笑)、安易な展開に終始するのが残念。「はぐれ星 純情派」は、そのタイトルからも連想できるように警察官との恋が描かれる。大人の寓話とはいえ、あまりにありえないストーリーにやや興醒め。その点「星確なる予感」がいい。特殊能力を持つ女性が、だからこそ控えめに生きてきたとする設定が利いている。都合良すぎる展開も、この地味な女性が主人公ゆえに許せてしまえるのだ。2026/03/12
KDS
6
単行本4カ月連続刊行の第三弾の第78巻。「AIして星い」「はぐれ星 純情派」「星確なる予感」の三編収録。表題作の「AIして星い」が面白い。今から二十年後の2046年が舞台。AI搭載の完全自動運転の車が一般的になった世界で、女性に設定したそのAIに嫉妬心などの感情が芽生えてきはじめ、それが徐々にエスカレートしてついには暴走するという話。二十年くらいするとこんなこともホントになるんじゃないかと思えてきて空恐ろしい。それどころかそのころにはアンドロイドなんかもマジで実現しているかもしれないな。2026/02/02
kazu2i
0
32026/02/06




