出版社内容情報
累計100万部突破の話題作、最新刊!
いつまでも同じ関係ではいられないのがこの世の中。
フジイの後輩の田中くん、同じく後輩の石川さん。
すっかりなじんだ彼や彼女の境遇にも、否応なく変化は生じ始めます。
だけどフジイは変わらない。ただ、そこにいる。恒星のように。
雑誌掲載時に話題となった「石川さんの恋」、
そして賛否両論を呼んだ新キャラクター「鈴木さん」の登場などなど
淡々と日常を描きつつ、その奥にある大きな起伏が描かれる最新刊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
一般的にマンガの打ち合わせというと、
「今回はどんな出来事が起きて、どんなクライマックスを迎えるのか」を中心に話し合うわけですが…
この作品に限っては、そういった要素がまったくありません。
ただただ人間の感情を追う。それ「だけ」をひたすら話し合います。不思議な時間が流れます。
本巻は、その傾向がさらに顕著になってきております。
こんな作品がひとつぐらいあってもいいんじゃないでしょうか。
目を通していただいた皆さまの、それぞれの心に刺さる最新刊であれば幸甚です。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みやび@夜649
15
電子。今回も面白かった。辻くんの内情に1番共感出来たな〜。いい終わり方。田中さんはすごく成長している。きっと何か見つけられるだろう、熱出したフジイさん家に看病しに行くところがその兆し。鈴木さんもフジイさんのいい影響受ければいいね。2025/09/06
ふじ
13
夫婦で楽しみにしているマンガの最新刊。男で非正規の事務員フジイさんは側から見ると変わり者だけれど、実は誰よりも誠実で、そして人生を楽しんでいる。このマンガに出てくる人は本当にみなその辺にいそうなリアルさで、近くで自分も暮らしていて、日常を覗いているような気持ちになる。2025/09/04
雨ちゃん
13
中学校でオジサン先生好きになって髪型お揃いにする石川さんに笑った。日頃、本、楽しく読んでるけど、なんかすごくハマってその作家さんの本どんどん読んで!っていうの、最近というか、なかなかないから、石川さんいいなーってなった。2025/08/30
smatsu
11
いい。凄くいい(語彙力)…としか言えないのですが、この作品の良さは明らかに自分の言語化能力の範囲を超えているので、なにかそれらしい評を述べたりするとそれ自体がもう作品に対して失礼な気がする。とにかく皆これ読むべき…この歳まで生きてきて、何も成長できていない自分が恥ずかしくなるとか、そういう作品も珍しい…「それがあなたのテーマなんじゃないかね」と言われてる感じ。フジイが何にでも「興味あります」と真顔で言えるの凄い。何も嘘つかないで生きていけるの凄いわ…前巻での予想に反して成田くんの話は全くなかった。2025/08/31
毎日が日曜日
10
★★★2025/09/01