出版社内容情報
”非軍事の旗”に国境を越え寄り添ういぶき
≪非軍事の北極海≫の実現を目指し、
横須賀を出航した「ディオサ2」号!!
同行するは新参艦「きりしま」を編入した
「いぶき」艦隊!!
ロシア最強の新空母艦隊が待ち受ける
ベーリング海へと進む…!!
世界が注視する中、ロシア本土から
大型無人攻撃機が無慈悲に飛来し…!?
撃墜なるか!? 北極海まで辿り着けるか!?
【編集担当からのおすすめ情報】
ついにロシア最強の北方艦隊がゆっくりと南下してくる! 敵だと指名された「いぶき」艦隊は、決戦を覚悟しつつ、「ディオサ2」号護衛のため北へ。刻一刻と対決の時が近づくが…!?┬
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
44
ディオサ2号の北極海出航を中心に本集が進む。作者は、日本の毅然とした姿を描くために、記者会見の総理にいぶき艦隊の出動を「任務」として正当化した。同盟国・アメリカには臍を曲げられ、強国・ロシアは武力行使を辞さない。第3次世界大戦が現実のものになろうとしている。その時、世界は、日本は再び軍靴の音が響くようになってしまうのではなかろうか。何が正解か分からない、混沌とした状況になっていく。2024/06/01
リュウジ
9
ロシア侵攻を完全撃退し、いよいよ次のフェーズに。軍事敵対するロシアに加え、米国に対しても外交的に難しい立ち位置となった日本。米国代表団の「小国の権利主張と大国の責任は、同じ地平に立てるものではない/P158」という正論に正論で立ち向かう日本代表団。全世界と国民に平和を勝ち取るために日本の取るべき行動を訴える総理大臣。言葉は最強の武器だ。ただ現実の世界を思うとね…。日本には漫画に登場するような優れた言葉と信念を持つ政治家はいない。また今のロシア大統領は言葉ではなく先に(見えない)手を出す人。なんだかなー。2024/05/30
笠
7
3.5 新刊読了。命より大切な任務がある、と言い切る胆力のある首相は今後日本に出てくるだろうか。垂水前首相と言い、本作中のトップは優秀かつ肝が据わっていてうらやましい限り。作者自身の理想を反映しているんだろうな。実際の戦争だって、お互いに正義という大義名分を掲げ、相手に侵略者の汚名を押し付けて自国を正当化する。プロパガンダの飛び交う情報戦争の中で、我々一般市民が真実を確かめることは不可能に近い。逆張りしたところで陰謀論者扱いされるのがオチだし、結局自陣営の報道を信じる以外に選択肢はないよな。2024/06/20
F4ふぁんとむ
6
新規加入した「きりしま」艦長を解説役にするという構成の妙が光る。2024/06/01
りゅうのすけ
5
対ロシアとの戦闘…アメリカとの折衝といい…日本の立ち位置が面白いです。フィクションだけど…本当にありそうで…。マンガだけど好きです。2024/06/02
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- 和書
- 自然の花「夏の山野草」