出版社内容情報
家族も、愛情も、毎日の積み重ねなのです
「ちょっとした家庭料理」は、
ちょっとじゃない工夫と手間でできている――
お母さんロボ・ママジンと、子供たちの物語!
ココロって、味覚って、なんだろう?
解き明かしたい謎は尽きないけれど、
ママジンは今日も駆け回ってます。
作る、食べる、走る、笑う!
ヒトとキカイのココロをつなぐ、
おいしいハートフルドラマ!
【編集担当からのおすすめ情報】
手塚治虫文化賞 短編賞受賞作
『機械仕掛けの愛』から飛び出した、
あったかい家族(と、ヘンな博士)の物語です。
ママジン家に入りびたっているカンダ博士が、
意外といい味出してくれそうな予感…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
27
ロボットであるママジンには心がない。心がないからこそ、ママジンは必死で人間であろうとする。人間を理解しようとする。その努力がママジンに優しさを生んでいく。「べつに心を持っていなくても、親切はできますよ」ロボットらしからぬママジンが、人間らしさを発揮する。この逆説がファンタジーとしてではなく、リアルな物語として迫ってくることを期待したい。2024/06/19
bbb
2
○。すっかり毒がないのはもうそういうものなんだろうな。 読んだ日違うかも。2023/10/14
犬丸
2
ママジンの作る料理は、本当においしそうで、なぜか涙がでてくる。 手間をかけた、料理、洗濯、掃除。行事や節句・その動作ひとつひとつに意味があり「人の心は科学や合理性だけでは説明できないですよね!」という作者の魂の訴えを感じる。2023/08/02
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