著者等紹介
ウェレニケ,マリア[ウェレニケ,マリア][Wernicke,Mar´ia]
アルゼンチン、オリボスに生まれる。1994年にはじめての本の挿絵を描き、その後は、国内外のさまざまな出版社の本に絵を描いてきた。ユニセフや厚生省のポスターの絵とデザインも手がける。現在、ブエノスアイレス在住
宇野和美[ウノカズミ]
大阪府生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務ののち、3人の子どもとともにスペインに渡り、バルセロナ自治大学大学院に留学。言語文学教育学科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
48
父と娘の心のすれ違い、微妙な距離感。パパもわたしもお互いを嫌いでないが、少し距離をとりたい時もある。それを絶妙にモノクロームの絵がより、気持ちをあらわしているよう。作者のマリア・ウェレニケ氏は、ユニセフや厚生省のポスターの絵とデザインも手がけている。2018/06/27
tokotoko
45
ときどきね、で始まり、ときどきね、で終わるこの本は、パパと私の飾らない日常を短い言葉で、ポツポツと語ってくれます。絵も、表紙のようなシンプルなモノクロが続きます。けど、2人のつながりの深さや強さ、のびやかで穏やかな日々は、十分に伝わってきます。パパじゃない、大切な誰かを思い浮かべて読んでも、きっと、心を楽にしてくれると思います。素敵な大人の絵本です。2015/02/07
ゆうゆうpanda
31
墨で描いたようなモノトーンの絵。手足の長い人物が作者のセンスを感じさせる。パパと一緒にいたい。でも、各々一人でいたい時もある。見つけたものの名前をパパが教えてくれる。でも二人で名前をつけることもある。素敵な親子の関係。「時々」という言葉の持つしなやかさを感じる。ご両親とも作家でその影響で本を書くようになった作者。繊細な感性の持ち主同士が一緒に暮らすのは難しくないのだろうか。自分とは違う才能を受け入れ伸ばすには、お互いを尊重しながら、距離感を伸び縮みさせるのがコツなのかも知れない。心に留めておこうと思った。2015/11/12
たまきら
30
2年生になって微妙な距離感が生まれ始めた父娘にいいかな、と借りてきたんですが、二人は全く興味を持たなかったのでオカンが娘に読みました。ところどころで大人びた「うふふっ」。不思議な縁で一つ屋根の下に暮らす、独立した存在。アジア的な「家」という定義を強く愛する夫ですが、読んだらどう思ったかな?2019/04/17
しぃ
20
海外の絵本って感じ。ゆったりした空気は父と娘の微妙な距離感と相まって、なんだかあまり心地良いものには思えませんでした。パパ大好きな我が家の娘達にはまだ早かったかな?2020/06/28
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