出版社内容情報
『はねバド!』濱田浩輔、待望の最新作!!
山裾の国の姫・アルシノエが目覚めると、イリア皇国の侵攻から1か月が経っていた。あの日、母が殺され、邪竜が目覚め、祖国が焼かれた。
世界を滅ぼすほどの強大な力を持った邪竜を抑えこむため、アルシノエの身に宿る魔神<思い出を喰う狂女>の力を発動。<狂女>の炎により邪竜の動きを封じることに成功するが、その代償に父親との記憶をすべて失ってしまう。
そんな彼女の前に、父を名乗る男・セルバンが現れーー
亡国の王と、忘却の姫君。“喪失”で繋がれた二人の、“再生”の旅が幕を開けるーー!!
【編集担当からのおすすめ情報】
SNSで話題沸騰!! 極上の作画! 極限のドラマ!
『はねバド!』『パジャマな彼女。』の濱田浩輔氏が描く、超巨篇<リベンジファンタジー>開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
15
Kindle Unlimitedで。ダークファンタジーだけど展開が急なので最初は戸惑う事も。画力と勢いで何となくわかるけど、よくわからないところも。まぁ、細かいことは気にするなてとこですか2025/08/18
ままかり
13
かつて邪竜を封じた巨人族の子孫である王様が主人公の異世界ダークファンタジー。寡黙で強い王様と、父親である王様の記憶をなくした娘のバディもので、王様に愛嬌はないのだが人格者なので不快感なく読める。ただし寡黙故に勘違いされてトラブルを呼び込みそうな予感も。娘は愛嬌担当で可愛らしい。邪竜を開放するために王様の国を蹂躙した敵役はゴブリンのような見た目でいかにもな作風。とはいっても女性たちの絵柄は可愛らしく、重苦しさは感じなかったので気軽に読める軽めのダークファンタジーといった印象だった。★★★★☆2025/09/12
takashi
11
ベルセルクを彷彿とさせるエロありグロありのダークファンタジー。はねバド!途中から画風が大きく変わったことで有名な濱田先生だけど、迫力ある絵柄と描き込みで雰囲気はぴったり。●国と家族と娘の記憶を失う悲壮感のある始まり。主人公のセルバン王は国と娘との関係を取り戻せるのか。という、いかにも壮大な予感のする物語なだけに1巻時点では何とも言えない点はあるけど、続きには期待できそう。全体に重苦しい世界観だけど、娘のアルシノエが可愛いのが癒し。2024/10/17
彼方
11
「はねバド!」「パジャマな彼女」の濱田先生が送る新作は本格ダークファンタジー。隣国の侵攻により国を失い、また封印から復活した邪竜を抑えるべく、姫は代償に記憶を失ってしまう…亡国の王と忘却の姫、父娘の旅が幕を開ける…。闇の勢力、人の欲望に邪竜…本当に本格派な物語が凄い画力で描かれていて、惹き込まれていきますね…。凄惨な部分がキツいくらい…あとはなんといってもセルバンとアルシノエの心情、唯一残された娘と父の思い出を全て忘れてしまった動揺、切なさ…この旅の果てが幸せな結末を迎える事を祈らずにはいられない…。2023/05/11
テラ
7
普段、漫画を読書メーターに追加することはないけど、これは、もっと読まれるべきというか、最近、ご都合主義だらけのファンタジーが世の中に溢れまくってるけど(それはそれでライトでしんどくなくていいけど)、そういうのぜーんぶねじ伏せてくれる、重厚感があり、まったく容赦のない設定ぶり。 久しぶりに「きたー!!」と思えるファンタジーに出会えた。王様が好きすぎる。2024/10/11




