出版社内容情報
新章「竜皇戦編」開幕!初戦の相手は――?
長い長い激闘を制し、ついにアマ竜皇となった安住。
次なる舞台は、アマチュアではなく、プロの世界!
アマチュア優勝者としてプロ棋戦「竜皇戦」に招待され、
ここで結果を残せば念願のプロ棋士へ近づく大きなチャンスだが…
知らされた初戦の相手は、なんと安住の師匠だった。
安住が奨励会を去ってから3年、一度も会っていないこの二人。
安住が挫折の底から這い上がり、将棋を楽しむ心を取り戻した一方、
師匠・伊達もまた、大きな変貌を遂げていた――
棋界では、弟子が師匠に勝利することを「恩返し」と言う。
奨励会を去り一度は潰えた「恩返し」の夢を、いま再び果たせるか――!?
【編集担当からのおすすめ情報】
日経新聞、北海道新聞、神奈川新聞で紹介されるなど、
新聞各紙で話題騒然!!!!プロ棋士からも絶賛の声!!!
後悔、憐憫、葛藤、熱情……
人間の感情を描く天才・鍋倉夫氏の「人生逆転」将棋譚、
各方面から大変なご好評をいただき、早くも5集目発売となりました。
勝つか、負けるか。必要なのは盤・駒・頭脳だけ。
あまりにもシンプルで残酷な、素晴らしき将棋の世界。
もがき苦しみながらも光り輝く、安住たちの奮闘にぜひお付き合いください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
43
安住の日常回から、かつての師匠へ挑むまで。いや、かつての、ではなく、安住の中では今も伊達七段は越えねばならない師匠のまま。その師匠の抱えた複雑な心情を突き崩し、対等な舞台での勝負に持ち込めるか。かつて期待に応えられなかった安住、安住の未来を狭めてしまった後悔を拭い去れぬ伊達。本来、善い師弟なのになぁ。二人のこれまでを塗り替え、これからを切り開くための一局が始まる!2025/03/13
alleine05
9
次巻予告で心配した収入面の問題はそれほど深刻なことにならなくて何より。まだどう転ぶかはわからないけど。そして次の対決へ。今回は安住やその対戦者の内面を直接描くのでなく、周りの観戦者の目を通して描いていたのが印象的だった。2020/03/01
笠
8
4 新刊読了。アマ竜皇となり、プロ棋士と対局する権利を得た安住。そして、その初戦でかつての師匠であった伊達七段と対決することになる。伊達七段にとっても、安住に対してはさまざまな思いがあり…。ドラマそのものはよくありそうな話ではあるのだが、キャラクターがちゃんと生きてるから面白い。元バイト先同僚の森さんは安住にとってどうでもいい存在みたいな扱いをされて可哀想。続いてくれるかどうかが心配だが、まだまだ読みたい。今やっている将棋ものの中じゃ一番楽しみな作品。2019/12/30
やっちゃん
6
☆☆☆☆☆ 星5つ2019/12/27
でーたべーす
5
熱くなりそうな師弟対決。盛り上げてくるなあ2019/12/26