小学館新書<br> キャンサーロスト―「がん罹患後」をどう生きるか

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小学館新書
キャンサーロスト―「がん罹患後」をどう生きるか

  • 花木 裕介【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098254569
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「治療後の人生」を過ごすためのアドバイス

5年生存率の上昇によって、今やがんは「死に至る病」から、「生涯付き合っていく病」となりつつあり、しかも現役世代の罹患は3分の1にのぼる。復職や収入減、結婚や出産など、がんを抱えながら生きる難しさ(キャンサーロスト)に向き合う方法をまとめた一冊。

著者の花木裕介氏は38歳の時にステージ4の「中咽頭がん」が判明。幸いにも約9か月の治療で病巣は取り除かれ、復職も果たしたものの、重要な仕事は任せてもらえず、残業の制限などもあって給料は激減。罹患前に描いていた人生のキャリアプランは大幅に修正・縮小を余儀なくされたーー。

花木氏自身と、同氏が代表を務める一般社団法人「がんチャレンジャー」を通じて交流した罹患者6人のキャンサーロスト体験をもとに、罹患者本人はどう喪失感に向き合い、家族や職場などは罹患者にどう接していくべきかを探る。さらに、がん罹患経験者を巡る環境について、医学博士・医療経済学の専門家である真野俊樹氏(中央大学大学院教授)が解説。

これまであまり伝えられることが少なかった「罹患後の大変さ」をリアルな体験を踏まえて紹介し、「治療後の長い人生をどう過ごすか」をアドバイス。

【編集担当からのおすすめ情報】
日本人の2人に1人が罹患することから、がんは長く「国民病」といわれてきましたが、医療技術の進歩によって5年生存率が上昇し、かつては「死に至る病」とも言われた病気は、「生涯付き合っていく病」に変わりつつあります。今ではがん罹患者の3分の1は現役世代となり、「がんを抱えながら働く」「がんを抱えながら家族を養う」というケースは珍しくなくなっています。

しかしながら、がんに関する情報は依然として「治療法」や「早期発見」、「予防」といった情報が大半で、「がん治療を終えてからどうなるのか、どうすればいいか」はあまり知られていないのが現実です。

本書の著者・花木裕介氏は、38歳でステージ4の中咽頭がんに罹患し、約9か月の治療・休職を余儀なくされました。幸いにも治療によってがんは画像上消滅し、罹患前とほぼ変わらない体調に戻ったものの、復職後は「経過観察中のがん罹患経験者」であることが影響して、休職前と同様の仕事は任されず、収入も大きく減ってしまいます。また、周囲の“過剰な気遣い”に戸惑う場面も多々ありました。

がんを抱えて働く、がんを抱えて生きていくことの難しさ──それを実感した著者は、一般社団法人「がんチャレンジャー」を立ち上げ、同様の悩みを抱える罹患経験者たちの声を集め、彼らの人生の再挑戦に有益な情報を発信しています。

体験した人でしか分からない「キャンサーロスト」とその向き合い方は、がんを克服して仕事や生活のリスタートを目指す人々だけでなく、その家族や友人、職場関係者にとっても役立つはずです。

内容説明

今やがんの5年生存率は66%まで上昇し、“生涯付き合っていく病”となりつつあり、罹患者の3分の1は現役世代。そうした中で復職や再就職、収入減、マイホーム計画、出産など、がんを抱えながら生きる難しさ(キャンサーロスト)にどう向き合えばいいのだろうか。38歳でステージ4のがんに罹患し、復職後はフルタイム勤務の傍ら一般社団法人「がんチャレンジャー」の代表として活動する著者が、自ら経験をもとにアドバイスする。

目次

第1章 治療は終わっても「キャンサーロスト」は生涯続く
第2章 思いがけぬがん宣告と128日にわたる治療生活
第3章 復職できたものの、仕事は任せてもらえない
第4章 給料激減、妻子の心配…花木家のライフプランの暗雲
第5章 罹患経験者たちとの対話―「キャンサーロスト」は人それぞれ
第6章 「キャンサーロスト」を乗り越えるには
第7章 周囲に分かってほしい「キャンサーロスト」

著者等紹介

花木裕介[ハナキユウスケ]
1979年、広島県生まれ。ヘルスケア関連会社勤務の2017年12月(38歳)にステージ4の中咽頭がん告知を受け、標準治療(抗がん剤、放射線)を開始。翌年8月に病巣が画像上消滅し、9月から復職した。フルタイム勤務の傍ら、がん罹患経験者の人生の再挑戦を後押しするために一般社団法人「がんチャレンジャー」を設立。「がん対策推進企業アクション」(厚生労働省の委託事業)の認定講師、千葉県がん対策審議会専門委員としても活動している

真野俊樹[マノトシキ]
1961年、愛知県生まれ。名古屋大学医学部卒。医師、医学博士、経済学博士、総合内科専門医、MBA。臨床医、大和総研主任研究員などを経て、中央大学ビジネススクール教授、多摩大学大学院特任教授など。「がんチャレンジャー」のアドバイザーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hirocchi

13
がんはなった方でないと、本当の気持ちや感覚はわからないのだろう。しかし周りにいる人は、悪気はなくとも勝手にこうだろう、こうあってほしいなどで接するべきではなく、個人の思いを出来れば聴いてあげたい。当方、一応医療職ながら医師や看護師など患者さんにしっかり寄り添う業務でなく、改めて認識を持たせてもらいました。ガンは2人に1人が患う病気、医学の進歩もある中、ロストな面を社会的な仕組みでもカバーする必要性を強く感じた次第です。2024/02/29

つっきー

5
キャンサーギフト(がんに罹患したことにより得られたもの)に対する造語キャンサーロスト。 この言葉「ロスト」の方が「ギフト」よりしっくりくる。 がんになって良かったことなど何もないと私は思っている。 確かにがんにならなければ出会わなかった人もいるし、気付きもある。 でもそれをギフトなどという綺麗な言葉で飾りたくない。 キャンサーロストという言葉を与えてくれただけでこの本には感謝したい。2023/11/08

漆黒猫

1
その人によって仮に善意だとしても言われない言葉はあるのだろう。ただ相手の立場に立つのは難しい。これはキャンサーとか関係なくそんな気がする。病気とか別にして、残業を前提にして家計を設定すると大変だと思った。2024/02/20

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