内容説明
独裁政権、民主化、そしてEU加盟。経済の発展に沸く陰で、広がる貧富の差。急激に移りゆく社会の中で、子どもたちが、たいせつだと感じているものは?子どもたちの「たいせつなもの」で世界にふれる絵本。
著者等紹介
山本敏晴[ヤマモトトシハル]
1965年生まれ。宮城県仙台市出身。医師・写真家・国際協力師。1978年、南アフリカにて人種差別問題に衝撃を受ける。中学校の頃から数十か国を撮影し、「本当に意味のある国際協力」について考え続ける。1990年医師免許取得。1996年医学博士取得。2000年より数々の国際協力団体に所属、アフリカや中東で医療援助活動を行う。2004年、東京都庁からNPO法人の認証を受け、「宇宙船地球号」を創設。「持続可能な世界」の実現を目指し、世界に目を向ける人の育成を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
73
"Even if the world ends tomorrow,I will plant the seedling of an apple tree." by Constantin Virgil Gheorghiu(ルーマニアの作家) ルーマニアに興味持ったのは、言葉がラテン語系だから、というだけなんだけど、この国も色々大変そーだ 写真にちょこっと日英文。 2021/08/27
ヒラP@ehon.gohon
23
「あなたのたいせつなものはなんですか?」 多分、さり気ない素朴な質問は、国境も性別も、世代も越えて共通に投げかけられる問いだと思います。 でも、この素朴な質問と、様々な回答から、ルーマニアという国が経験してきた歴史、現在置かれている状況をうかがうことができました。 併せて写真と説明文が、ルーマニアの光と影を映し出しているように思いました。 30数年前までは、チャウシェスク独裁による死の恐怖の中にいた人々です。2022/01/25
しーまま
12
「あなたのたいせつなものはなんですか?」私だったら何を描くでしょうか…。ルーマニアのことを全く知らなかったことに気付かされました。2014/09/19
学生
8
今の東ヨーロッパの現状が気になりました。 海外の方々は素朴に暮らしていらっしゃいますが、いかに日本が下卑ていて(いじめとか暴力、差別、搾取。)飾り立て、多忙で嫌な国なのかがよく分かりました。 現代奴隷の目撃写真というスピーチを見たこともあり、生きている間に興味のある国々に行けたら良いなと思いました。2024/01/12
ティス@考える豚
1
20130131記録。この本を読んだ記憶はあるが、感想は覚えていないです。ただ黒海沖のデルタの風景がきれいだったような。図書館で探してもう一回読んで感想を書き直します。2012/06/04