出版社内容情報
蘭は全世界で2万5千種ある、植物の中でもっとも多様性に富んだ種である。この10年にわたり撮影しつづけた、世界の熱帯雨林の森の中にひっそりと咲いている原生種の蘭の花を150種類掲載している。
ランはひそかな大ブームである。毎年春に東京ドームで開かれているラン展には、50万に近い人が集まる。ランは時代によって、東洋蘭、洋蘭、和蘭と人気が移ってきているが、現在は原生種に関心が集まっている。原種を知らずして蘭を語るなかれ、とさえ言われているほどである。写真家、水越武氏は、ヒマラヤの山岳写真や、熱帯雨林や、険しいところに生息する生き物などを撮影してきたが、その折々に、ランの繊細な表情も捉えてきた。この本は熱帯雨林の森の中に咲く蘭150種を自然光だけで、あるがままに撮影したものでまとめられている。美しい花の色気のある表情は、蘭好きにはこたえられないものになっている。蘭研究の第一人者、塚谷裕一氏のエッセイも収録してある。
内容説明
自然光であるがままに写された原生種の蘭の花。蘭の妖しい魔力に取り憑かれた写真家が、10年間、熱帯雨林を歩き回り、撮り続けた。
感想・レビュー
-
- 和書
- 私が愛した官僚たち