土門拳全集 〈11〉 筑豊のこどもたち

土門拳全集 〈11〉 筑豊のこどもたち

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  • サイズ A4判/ページ数 189p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784095590110
  • NDC分類 748
  • Cコード C0372

出版社内容情報

古寺巡礼からヒロシマまで、被写体のジャンルにとらわれることなく、一貫して日本及び日本人を追求しつづけた全作品、7万余点から未発表を含む傑作を収載。代表的なエッセイと解説、各界著名人との対談など、土門拳の人と作品の魅力を多角的にとらえます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

132
最初の彼の文章「日本各地の炭田地帯には、いま炭鉱離職者の大集団がいる。貧窮のどん底にありながらなぜ彼らが暴動を起こさないのか不思議なくらいだった。それが負け犬の忍従なのか、いわゆる日本人の粘り強さなのか、ぼくには分からない」 その後に続く貧しく逞しい子供たちや、人権とは無縁のような大人たちの写真。1950年代半ば。ボタ山で裸足で真っ黒になって燃料になるものを探す子供。写真を撮る人の、レンズを覗き込む人の眼が、あたたかい。子供たちは、食べる前に手を洗うし、お箸だってちゃんと持ってるんだね。日本だよ、ここは。2020/07/24

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

2
☆×5.0…表紙にまず惹かれます。そう、この表紙の子供は父親に育てられ、やがて父をなくしてしまう子どもです。その記録も「包み隠さず」撮影されているのです。ぐっ、と何かが伝わってくるんですよね。この本に出てくる歴史はいまや忘れられようとしている歴史です。昔の時代にはこんな時代もあり決して恵まれない環境であったこと。私はその中のある1枚に惹かれました。今とは違い昔は必ずお昼を食べることができなかったということ。それはある子供の人物図鑑に同じ写真があったので強く覚えています。2013/03/02

Kazuyuki.Ta

2
今となっては過去の事となりすぎて現実味を感じれない炭坑の問題であるが、それを土門拳の写真は現実であったと感じさせてくれる。2012/05/27

takao

1
ふむ2019/08/05

seicoro

1
☆☆☆☆ 写真集なんだけど、1枚の切り取られた写真の訴えることの多いこと。すごく記憶に残る写真を撮る方だ。さすが、土門さん。というほど土門さんについて知っていたわけではないけれど。2010/11/01

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