ガガガ文庫<br> 明日の世界で星は煌めく

電子版価格
¥627
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ガガガ文庫
明日の世界で星は煌めく

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094518191
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

“終わった世界”で二人の旅が始まる――

その境遇から「魔女」と呼ばれてきた少女・南戸由貴の環境は、高校へ進学しても変わらず、暗い日々が続いていた――続くはずだった。入学式の翌日、世界は終わった。街にあふれた生気のない人型の怪物・屍人にによって、人類は終末をもたらされた。
それから一ヵ月。由貴は事件から行方不明となった父親の遺した“魔術”と使い魔の力によって生き延びていた。
ある日のこと、生活用品の補充のため屍人が溢れる街へと繰り出した帰り道、由貴は銃声を耳にする。自分の暮らす街に助けたいと思える人間はいない。そう考える由貴だったが、かつて、一人だけ、中学時代に仲良くなった少女がいた。転校した彼女のことを思い出し、奮起し助けるために銃声の方へ由貴が向かった先で出会ったのは、まさに転校したその少女・榊帆乃夏だった――。
帆乃夏の目的のため、由貴は協力することにしたのだが……。

『銃皇無尽のファフニール』『ノノノ・ワールドエンド』のツカサ×『ふりだしにおちる!』『先パイがお呼びです』のむっしゅによるガールズサバイブストーリー、開幕!


【編集担当からのおすすめ情報】
アニメ化もした大ヒット作品『銃皇無尽のファフニール』著者・ツカサ先生によるガガガ文庫3年ぶりの新作は屍人(ゾンビみたいな敵)が溢れる世界での少女二人によるサバイブストーリー!主人公は二度と会えないと思っていた唯一の“友人”である少女に再会し、彼女の目的のため、行方不明の父親が遺した“魔術”と使い魔の力を使い、手助けを行います。
魔術も出ますし銃器も出てくるのですが、ペンギン型の使い魔も可愛い!
イラストを手掛けるのは百合作品で人気のむっしゅ先生!屍人が溢れ血生臭いような世界で立ち向かう主人公たちを綺麗に可愛らしく、そして感情豊かに描いてくださいました!
終わってしまった世界に生きる二人の少女の関係性、お楽しみください!

内容説明

突如として現れた人型の怪物・屍人。人を襲い数を増やす屍人により人類は終末をもたらされた。境遇から「魔女」と呼ばれてきた南戸由貴は、行方不明になった父が遺した“魔術”により、ただ一人、屍人があふれる世界で生き延びていた。一ヵ月が経ったある日、街へと繰り出した帰り道に耳にした銃声。向かった先で由貴が助けた生存者は、かつて転校した唯一の友人・榊帆乃夏だった―。由貴は「姉を探す」という帆乃夏の目的に力を貸すことにしたのだが…。“終わった世界”で、手を取り合い立ち向かう二人の旅が始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まるぼろ

31
ある日突如として現れたゾンビ…屍人により人類はほぼ絶滅したかに思える世界で、その日を堺に「魔女」として生きている南戸由貴は転校した筈の親友、榊帆乃夏と再会し…と言うお話です。終末ものとしても面白いしゾンビアクションな話としてもちょっとした百合ものとしても面白いしで満足できました。それに由貴と帆乃夏の必要以上に慰め合わない仲と言うのが何ともカッコよくてとても良かったな、と。狼頭の屍人を倒した二人ですが、帆乃夏のスマホに残されていたメッセージや由貴の父親の事など謎は多く、次巻もどんな話になるのか楽しみです。2020/03/03

まっさん

25
★★☆ 世界中に屍人が溢れる終末世界。魔女と揶揄され、周囲の人々に絶望していた主人公・南戸由貴は、ある日突然発生したパンデミックから逃れる際に自分が本当に魔法を使うことが出来る魔女であることを知る。魔法を駆使してひっそりと暮らす彼女だったが、ある日唯一友達と呼ぶことが出来た少女・帆乃夏に出会う。ほとんどの人間が死に絶えたこの世界で再会出来た2人は親交を温め、離れ離れになってしまった帆乃夏の姉を探す旅に出ることになったのであった…ー終末百合作品としてかなり期待していたのだが、思っていた以上に百合百合し→2020/02/21

真白優樹

17
ある春の日、唐突にゾンビが溢れ終末に見舞われた世界で魔法使いの父を持ち自身も魔女の少女が、一時を共に過ごした友人の少女と再会し共に生きる物語。―――世界は終われど星は煌めき、惑う者達を照らす光へと。 訪れた終末、そんな中で弾丸と魔法を武器に二人の少女が生きていくこの物語。 つかず離れず、だけど二人きりだからこそ大切に。そんな一定の距離を保ちながら共に進む正にオンリーワンの関係がいじらしくもくすぐったく、どこか淡々とした中に世界の謎が見える、真っ直ぐにレベルの高い面白い物語である。 次巻も勿論楽しみである。2019/11/19

彼方

16
屍人が溢れ、終わった世界。父が遺した魔術により生き延びていた由貴はかつて転校した唯一の友人・帆乃夏と再会する…いわゆるゾンビもの。今の所生存者は二人だけ、お互いの尊重や友情が良い塩梅で気持ちのいい関係ですね…。サバイバル度では魔術が結構便利で些か緊迫度は低く…そういった面は次巻以降でしょうか。しかし由貴の父親や帆乃夏の姉がだいぶこの事態に関わってそうで、小さく纏めも出来そうですけど…中ボス一匹倒したレベルなので先が読めないなぁ…。サバイバルにしろ謎解きにしろどちらでも美味しそうな展開ですし、次巻期待です。2019/11/20

nishiyan

14
突如として現れた屍人によって終末をもたらされた世界。行方不明になった父が遺した魔術によって生き延びていた南戸由貴がかつて転校した唯一の友人・榊帆乃夏を助けたことから始まる百合もの。世界が終わった後も淡々と使い魔のペラと過ごしていた由貴だが帆乃夏との再会によって押し殺していた感情を吐露するところは良い。屍人に連れ去られた姉を探す旅をする帆乃夏との関係性は絶妙な距離感で描かれており、ドライな感じに見受けられるのは由貴の性格のためだろう。帆乃夏はそんな由貴に不満げなのが愛らしい。二人がどうなるのか気になる。2020/01/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14615282
  • ご注意事項