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出版社内容情報
そして、舞台の幕が上がる。
掛けられた言葉。誠実の意味。向き合った、彼女の気持ち。
俺をとりまく環境の変化は劇的で。
けれど、そんなことはお構いなしに時間は進んでいく。
文化祭の準備もいよいよ佳境。
演劇の練習が、ついに始まった。
登場人物と演者のイメージを近づけるため、俺と菊池さんは「日南の過去」を取材することになるのだが……?
俺の、俺たちの―――。
一度きりの文化祭が、幕を開ける。
内容説明
俺をとりまく環境の変化は劇的で。けれど、そんなことはお構いなしに時間は進んでいく。菊池さんとの脚本、みみみとの漫才、それぞれに取り組みながら、日南から課された課題にも挑んでいく。文化祭の準備もいよいよ佳境。演劇の練習が、ついに始まった。登場人物と演者のイメージを近づけるため、俺と菊池さんは「日南の過去」を取材することになるのだが…?掛けられた言葉。誠実の意味。向き合った、彼女の気持ち。俺の、俺たちの―。一度きりの文化祭が、幕を開ける。
著者等紹介
屋久ユウキ[ヤクユウキ]
1991年生まれ。ライトノベル作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
58
文化祭の幕が上がり、友崎を巡る物語に1つの答えが出されるシリーズ第7弾。これはアカン。読み終えてからこうして感想を書くのに一晩空けたにも関わらず、今もなお感情が揺さぶられすぎてオーバーフローを起こしている。読んでいる間ずっと悶々しっぱなしで、読み終えた後も尊さやら甘酸っぱさやら切なさやら色んな感情が胸の中でごちゃ混ぜになって大変だった。屋久先生はなんちゅーもんを読ませてくれたんだ。これこそ正しく青春を描いた物語だよ。今胸の中にあるモヤモヤも彼らを祝福したい気持ちも全てを大事にしたい。そう思える1冊でした。2019/04/20
よっち
56
文化祭準備も佳境を迎え、演劇の脚本作りで登場人物と演者のイメージを近づけるため、友崎と菊池さんが葵の過去を取材する第七弾。みみみとのもどかしい距離感、菊池さんに協力しながら作り上げていく演劇の脚本、二人との関係に対する課題を友崎に提示する葵。取材で垣間見えた葵を演劇に投影してゆく菊池さんには、自分も変わろうとする強い決意があって、心揺れる友崎と彼女たちの繊細な描写を積み重ねていった今回はいつも以上に大きく動きましたけど、これは終わりではなく新たな始まりなんですよね。今後の展開に期待せずにはいられないです。2019/04/17
むっきゅー
52
6巻の衝撃展開からの、6.5巻の深掘りを経て、いよいよ7巻でどんな結論が出るのか期待してました。みみみと菊地さんの、どちらを選ぶのか。今巻は、菊地さんとの演劇メインで展開。みみみとの漫才ネタがあまり描かれなかったのは残念でした。ただ、脚本を仕上げていく課程で明らかになってきた日南の本質。過去に何かがあったかは不明ですが、菊地さんが書いた演劇も含め、何やら伏線めいた気がするのはボクの考えすぎでしょうか。日南を巡って波乱ありそうな予感です。【コメント欄は、ネタバレ注意】2019/04/20
わゆ
51
6巻から大きな1つのストーリー。みみみの告白、文化祭の演劇、漫才、菊池さんの紡ぐ物語とその結末、友崎くんの本心、日南葵からの新たな3つの課題、そして日南葵の原点と正体について。余りにも多岐に渡るストーリーラインが、この巻の中で驚くほど整合性が取れて、綺麗な青春物語としてまとまっている。構成に無駄が無く、各キャラクターの感情の発露も生き生きと感じられ、ラブコメとしても超一級品の完成度だと心から感じる。ジェットコースターのような、最終盤に至るまでどういったエンディングになるか全く見通しが立たない展開に感服。2021/12/16
かわゆきか
38
毎度読む度に感心してしまうけど、今回こんだけ本が分厚いのに続きが気になってサクサク読めてしまうのは、そんだけ全頁に魂が込められていると思う。さて内容は、前6.5巻の気になったとこを盛り込まれ、凄く楽しめた。個人的には日南センセに切り込むのは待ってと思ったけど、核心は分からずで今後が楽しみ。そして一番気になったとこは、想定内だけど意外な展開というのがさすが。友崎君ついにクラスチェンジして、次巻より新たなステージ突入かな。全く新しい展開になるのかめっちゃ気になる。2019/05/11