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内容説明
宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生をあいつぐトラブルが襲う。疑心暗鬼のなかでの反目と友情。11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
140
SFまんがの傑作ということで読んでみた。この作品の連載が始まったのが、『宇宙大作戦(スタートレック)』『宇宙戦艦ヤマト』放送開始の後で、両作品でお馴染みのワープ航法も登場するが、宇宙探検や人類生存ための戦いとは大きく違う。宇宙船に乗るはずの10人より1人多い11人が乗船していたところから始まり、緊急事態の発生によって緊張が重なって、大変密度の濃い中編だった。また、11人の登場人物それぞれの設定も緻密で、11人の人間ドラマとして大変面白かったが、やはりフロルの設定が秀逸で、この作品をより魅力的にしたと思う。2016/08/07
佐々陽太朗(K.Tsubota)
115
萩尾望都さんのことを知らなかったのだが、森見登美彦氏の『ぐるぐる問答』を読んで、登美彦氏と萩尾望都さんとの対談を読んで興味を持った一冊。 正直なところ画は好みではない。しかしSFファンタジーとしての完成度の高さに驚嘆した。こうしたものを読むと小説にないコミックの可能性に気づく。 映画『ペンギン・ハイウェイ』を観に行かねば。 巻末の中島らもさんのエッセイ「美少年とは何者か」が良い。 2018/08/23
neimu
95
文庫で見ても、リアルタイムで読んだ想い出は損なわれない。意味深なこの表紙。もはや漫画界の古典SFと言っても過言ではない。人間関係を紡ぐ成長譚、青春群像と言っても言えなくはないのだが、やはりSF名作だ。
コットン
94
みあさんのオススメ本。1人多いサスペンシブルな関係を最後まで保ちながら無理のない種明かしに持って行くあたり、当時の読者層を考えるとSF感一杯で親切さを感じます。2017/12/12
かえで
90
少女漫画初とも言われる本格SF作品。宇宙大学入学試験、その最終試験は10人1組で53日間宇宙船で生き残ること。しかしその宇宙船には11人いた…!誰が11人目かわからず、猜疑心に陥る受験生たち。その前に数々の試練が訪れる。11人目が誰なのかというミステリー要素、様々な困難を力を合わせて乗り越えていく友情要素、受験生同士の恋愛要素、もちろん本格SF要素も。感動ものという訳ではないが、読み終えたとき感動して泣きそうになった。11人の運命はいかに…フロル(このキャラにも秘密が!)がとっても可愛いです!2015/08/06
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