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内容説明
武侠。それは一騎当千にして国をも揺るがす、無双の拳士たち。邪悪な朝廷の圧制に、人々が苦しむ時代。可憐な少女道士・リョウカは、世界を変える力を持つ「双天武王」を目指して旅に出る。危難に陥ったリョウカは、偶然にも一人の武侠を甦らせた。彼女こそはレイ・シュンライ―かつて反乱軍を率いて朝廷を苦しめた、最強の武侠だった。立ち上がる二人の下に、集うは美貌の知将・豪傑。しかし朝廷の刺客が、無敵の女将軍率いる軍勢が、二人を狙う。迸るエロスとバイオレンス。痛快活劇の新次元。ここが武林の分かれ道。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
11
担当の編集者さんから『なんでもやっていい』と言われて作ったという、エロスとバイオレンスの世界を描いた作品。なんでもやってもいいとはいうが、いくらなんでもやりすぎだろー、と思わなくもない。ちょっとした官能小説並みの濡れ場の多さである。濡れ場か、バトルか、といった感じ。正しくエロスとバイオレンスである。しかしバトルシーンの破壊力は今一歩であり、そこはやや残念。ストーリー的にはなにやらおもしろくなりそうな要素が終盤に出てきたため、続刊の展開に期待か。2013/07/13
ひのえ
6
Oh…なかなかに凄い。少女が武侠の世界で頂点を目指す話。……なのだが、レズセックスにふたなり、口淫、二穴etc…これはポルノ小説か?と問いたくなった。とりあえず電車の中で読むべきではない。本当に。2015/11/18
サエズリ割津
4
ガガガ文庫創刊ラインナップの一つと聞いたときやっぱりガガガ文庫って最初から…と思ったのは自分だけではないはず。でもこれが滅茶苦茶面白い。表紙の右側の少女リョウカが伝説の武侠シュンライを助け師弟関係を築き、腐りきった世界の悪を倒すというストーリー。バトル描写もさることながら、十数ページに一度挟まるポルノ描写も秀逸。ただ表紙絵が受け付けない場合読むのはおすすめできない。ある意味玄人向けではないだろうか。2014/11/10
ほしけも
3
筋肉娘、ふたなり、欠損、百合…なんでもありですね。 雑魚をなぎ倒すさまは北斗の拳というか花の慶次というか スカッとします。色んな意味で。2014/01/18
サケ太
3
ガガガ文庫初購入作品。初深見真作品。作者について知らず、絵師の作風のみ調べて知ったが、武侠についての興味から購入。物語の序盤から、名前のある脇役が死ぬ、圧倒的な暴力描写に魅了されてしまった。そしてこの作品を語るうえで外せないワードは女の子がついている、ということ。それゆえのエロ描写も最高。ラノベじゃ、ねえだろと言いたくなる程。だが、戦闘シーンは、現実にありえないような巨大武器を持ち出し、大勢の敵をなぎ倒していく爽快感あふれる暴力描写が光りすぎている。伏線も十分で、これからも読みたいと感じさせた。2011/06/26