出版社内容情報
森見登美彦氏初の対談集、完全版!
ただ正直に、出たとこ勝負で喋るだけである。だから私はたいていの対談でぐるぐるしてしまう――(「はじめに」より)。そんな森見登美彦氏が、ぐるぐるしながらも臨んだデビュー直後の人生初対談から、憧れの人との緊張のご対面、15周年を迎えての振り返りまで。現在では入手困難な対談を網羅した、ファン必読の一冊です。
対談相手は、劇団ひとり氏、万城目学氏、瀧波ユカリ氏、柴崎友香氏、うすた京介氏、綾辻行人氏、神山健治氏、上田誠氏、羽海野チカ氏、大江麻理子氏、萩尾望都氏、飴村行氏、本上まなみ氏、綿矢りさ氏という各界トップランナーの多彩かつ豪華な顔ぶれ。単行本収録の全16記事+“対談風小説”「今昔対談」を完全再録するほか、新たに伊坂幸太郎氏、辻村深月氏との対談を追加収録しました。本書だけで読める、書き下ろしコメントも満載です。
装画は『こぐまのケーキ屋さん』著者、カメントツ氏による描き下ろし。さらに、登美彦氏の仕事場突撃インタビュー漫画も特別収録!
【編集担当からのおすすめ情報】
気心の知れた相手との丁々発止、憧れの人との超緊張のご対面……登美彦氏のさまざまな表情が覗きます。デビュー以来の15年間の軌跡が詰まっているので、その時に刊行された作品との読み比べもオススメ。登美彦氏の書き下ろし注釈も多数!
内容説明
緊張の人生初対談から憧れの人とのご対面まで。デビューからの十五年間に行われた、現在では入手困難な対談を一挙収録。多彩なジャンルから錚々たる顔触れが集結。さらに、伊坂幸太郎氏、辻村深月氏との対談も新録した、ファン必読の書。
目次
劇団ひとり “笑い”の中にある“救い”
万城目学 対決!三つの公開質問状
瀧波ユカリ 漫画と小説の正しい濃度
柴崎友香 イマドキ古都の楽しみ方
うすた京介 脱「○○作家」の挑戦
綾辻行人 京都に潜む怪しの闇
神山健治1 物語の構造はドリフに学ぶ?
神山健治2 オモチロ成分の考察
上田誠1 言葉が作る現実と非現実
上田誠2 鴨川神話が崩れた日
羽海野チカ ダメダメ人間ほど愛おしい
大江麻理子 森見ワールドのモヤモヤ歩き
萩尾望都 わがままに、好きなように書く
飴村行 一見対極、前世は兄弟?
本上まなみ 四畳半に帰るべし!
綿矢りさ 暴走させない恐怖と笑い
伊坂幸太郎 追いつ追われつやっかみ対談
辻村美月 十五年目の原点回帰
小説 今昔対談
カメントツの「漫画ならず道」番外編
著者等紹介
森見登美彦[モリミトミヒコ]
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒業、同大学院修士課程修了。2003年「太陽の塔」で第一五回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で第二〇回山本周五郎賞を受賞。10年『ペンギン・ハイウェイ』で第三一回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiru
buchipanda3
あきぽん
佐々陽太朗(K.Tsubota)
ゆいきち