小学館文庫<br> ビートルズは眠らない

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小学館文庫
ビートルズは眠らない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094063882
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0195

出版社内容情報

解散後のビートルズの物語!

1990年ポ-ル・マッカートニー来日に始まり、2003年のポール三度目の来日、そして『レット・イット・ビー ……ネイキッド』の発表までを語りつくす感動の一冊。
この年月は、伝説として語られるビートルズというバンドが、若い世代にもリアルな存在として再度出現し、新しいファンを獲得していった時期と重なる。松村は、自ら経験した60年代と新しい形で姿を現した2000年前後をつなぎつつ、しっかりとかつゆるやかにかつての時代を活写し、新しい時代(現在そして未来)に彼らを聴くことの意味を提示する。
「偶像崇拝したって、何も見えはしない。ジョンもポールもジョージもリンゴも、僕達と同じように悩みを持ったひとりの人間としてとらえなければ、なんの意味もない。」
1970年に解散したバンドが、四十年以上たつのになぜこんなにも世代を越えて人の心を惹きつけるのか――その答も本書の中にある。


松村 雄策[マツムラ ユウサク]

内容説明

一九九〇年、ポール・マッカートニーの初来日コンサートから、ジョージの死、そして二〇〇三年の『レット・イット・ビー…ネイキッド』まで―解散後のビートルズの四人を語りつくす愛と情熱の書。この年月は、伝説として語られるバンドが、若い世代にもリアルな存在として再度出現し、新しいファンを獲得していった時期と重なっている。“偶像崇拝したって、何も見えはしない。ジョンもポールもジョージもリンゴも、僕達と同じように悩みを持ったひとりの人間としてとらえなければ、なんの意味もない。”二十一世紀のビートルズを再発見する感動の四十四篇

目次

1 1991‐1994―Here comes the sun(髪を長くしたってよかったんだ―ポール・マッカートニー初来日;一九九一年秋のポール―ポール・マッカートニー『ゲット・バック』ビデオ ほか)
2 1995‐1998―Across the universe(僕は武道館でビートルズを聴いた;ボストン・プレイスの一本の道 ほか)
3 1999‐2000―Golden slumbers(十七歳の冬と白いレコード―ビートルズ『ホワイト・アルバム』リイシュー;レノン家の“父親不在” ほか)
4 2001‐2003―Yes It is(二〇〇〇年代のビートルズ;You know I feel O.K. ほか)

著者等紹介

松村雄策[マツムラユウサク]
1951年東京生まれ。「ロッキング・オン」編集部、歌手を経て文筆業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

42
筆者がビートルズ大好きなのがとても伝わり同じく大好きな私も嬉しかったです。リンゴが陽気なイメージと裏腹に不機嫌だったり話したくない話題もあるのだなと思うと少しショックだったけど彼もやはり人間なのだなと身近に感じました。ジョージ逝去のニュースは筆者と同じく当時とてつもない喪失感だったことを思い出しました。リアルタイムのファン世代から今では3代目ファンぐらいになります。いつまでも新たなファンが増えていく凄いバンドだなと改めて思います。今までのアルバムを再度じっくり聴きたいです。2017/04/08

リンタ0209

8
いやぁ、面白かった。ロッキング・オンの編集もした、ミュージシャンであって、作家でもあり、リアルビートルズ世代でファンであった松村雄策さん。この人には会って見たかった。 今、放送大学の卒業研究計画書き直しでしんどい時に読んだから、何だかすごく元気づけられた。 この人が今生きていたら、今回の新曲何て言っていたんだろ。聞きたかったな。 ビートルズ話が沢山聞け、改めてリアルビートルズ世代の人が羨ましく思った。2023/11/11

amanon

6
八十年代後期から二千年代初頭にかけて、ビートルズにはこれだけ色々な事件が起こっていたんだな…と感慨を覚える。松村氏と同じく、ビートルズに深い影響を受けながらも、ある時期からビートルズと一定の距離を置くことになった者にとって、本書は何とも言えない複雑な感情を喚起させる。時に「ああ、分かる、分かる!!」と称賛を送りたくなるような記述もありながら、時に「それってどうなん?」と突っ込みたくなる記述も散見される…要するにそうした雑多な要素を包含した上で本書が成り立っているということだろう。もう少し生きて欲しかった…2022/03/24

スプリント

6
ビートルズへの愛と情熱が満ち溢れた本です。例えインタビューで無愛想にされても許してしまうほどのビートルズ愛の持ち主です。人生でここまで情熱を傾けられるのは素晴らしいことです。2017/02/19

selva

3
自分がもっとも大量の音楽を聴いていてロッキング・オンを一番読んでいたのは90年代だが、その90年代から2000年代にかけての松村雄策のビートルズについてのエッセイ集であるこれを読むと、その時々の自分のことも思い出されてしまう。音楽や文章にはこういう効果もある。90年代後半の「1」や「アンソロジー」でのビートルズ復活時にビートルズのことを話題にしている同世代の人に向かっての文句がとても面白いし、気持ちがよく分かる。こういう人だからずっとビートルズを聴いてきて、ずっと文章を書いてきたのだろうと思う。2023/01/09

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