小学館文庫<br> 大江戸恐龍伝〈2〉

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小学館文庫
大江戸恐龍伝〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094062304
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

龍の掌とともに残された豊臣の秘事とは!?

江戸にもどった源内は、ついに「ゑれきてる」を復元。その一方で、浄瑠璃を書いたり、鉱山採掘をしたりと、さまざまなことに手を染めては、思うようにいかない自分の身を嘆き、窮屈なこの国を憂えていた。
そんな日々のなか、その昔、龍の掌を龍宮から持ち帰った男が残したという絵文字の書きつけを源内が解読すると、そこに書かれていたのは、驚くべき豊臣の秘事と黄金の島の存在だった!
「ニルヤカナヤ」と書かれていたその島こそ、司馬遷の『史記』に記されてた、不老不死の仙薬探索の命を受けた徐市がたどりついた黄金の島なのだろうか?
龍の掌に引き寄せられ、暗躍する盗賊・火鼠の一味、和蘭陀国(オランダ)の思惑、そして平賀源内の野望が交錯する。
第一巻と同時刊行。
http://bp.shogakukan.co.jp/yumemakurabaku/

【編集担当からのおすすめ情報】
名作映画「キングコング」と「ゴジラ」へのオマージュから生まれた、と語る、著者・夢枕獏氏。秦の始皇帝時代や、伝説のニルヤカナヤ、そして6500万年前に絶滅しているはずの恐龍・・・と、荒唐無稽な設定の中で、実在した歴史上の人物たちが自由自在に暴れ回る、時代小説であり、冒険小説。
その一方で、江戸に生まれるには早すぎた天才・平賀源内の屈折・哀しみは、決してフィクションの世界にとどまらず、心に響きます。

三章 源内江戸にもどりて奇態なる貝に遭遇し “ゑれきてる”を修理なさんとする語
四章 源内長崎屋にて ツンベルクと龍問答いたす語
五章 源内お吟と寝物語して 琉球博士・田沼元雄よりおもろの話を聴く語
六章 源内大いに飲み酔いつぶれて ゑれきてるを修理なす語
七章 源内ゑれきてるにて世間を驚かせ 琉球文字を解読する語
八章 源内琉球文字を解読して 仰天する語
九章 有野作之進書きたる期待の物語 現代語訳の語
十章 思案の源内三井庄右衛門の 話を聴きて心騒ぐ語

夢枕 獏[ユメマクラ バク]
著・文・その他

内容説明

江戸にもどった源内は、ついにゑれきてるを復元。その一方で浄瑠璃を書いたり、鉱山採掘をしたりと、様々なことに手を染めては、思うようにいかない自分の身を嘆き、窮屈なこの国を憂えていた。そんな日々のなか、その昔、龍の掌を龍宮から持ち帰った男が残したという絵文字の書きつけを解読すると、そこに書かれていたのは、驚くべき豊臣の秘事と黄金の島の存在だった!「ニルヤカナヤ」と書かれていたその島こそ、司馬遷の『史記』に記された、不老不死の仙薬探索の命を受けた徐市がたどりついたという、黄金の島なのだろうか?

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒。1977年作家デビュー。『キマイラ』『サイコダイバー』『餓狼伝』『大帝の剣』『陰陽師』等のシリーズ作品で、人気を博す。『上弦の月を喰べる獅子』(日本SF大賞)、『神々の山嶺』(柴田錬三郎賞)、『大江戸釣客伝』(吉川英治文学賞他)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。