出版社内容情報
龍に導かれた平賀源内の時空を超えた冒険譚
物語の発端は、明和八年(1771)。平賀源内がゑれきてるを世に送り出す5年前のことである。時に源内44歳。高松藩を脱藩し自由の身となっていた源内は、大嵐のなか、肥後で巨大な龍骨化石に遭遇。その存在を暴こうと野心に燃える。
同じ頃、遠州沖で一隻の船が遭難した。船頭たちは、漂流してやっとたどりついた島で、見たこともない巨大な爬虫類に襲われてしまう――。
その後、大坂で円山応挙とともに龍の掌を見に行った源内は、それを祭る寺の法主から、その昔、龍の掌を龍宮から持ち帰ったという男の話を聴くことになる。
京で若き日の鬼平・長谷川平蔵や上田秋成にで会い、この頃から、源内は龍に導かれるように、不思議な事件に巻き込まれていくのであった。
構想から完結まで20年の超大作。全六巻の一、二を同時刊行。
【編集担当からのおすすめ情報】
総原稿4,000枚超の一大巨編。夢枕先生ご本人も、これだけ複雑に運命の糸が絡み合ってラストにつながる長編は、これからもう書けない、と仰っています。
遙か昔、秦の始皇帝の時代に謎を解くカギが隠された物語は、長崎、大坂、琉球、ニルヤカナヤ、江戸――と、繰り広げられていきます。
昭和46年にNHKで放映された、語り継がれる名作時代劇「天下御免」をご存じの方も多いと思います。まさに、あの“源内さん”が甦ったのが『大江戸恐龍伝』です! 最後は泣きます! 感動の結末をお楽しみに!!
http://bp.shogakukan.co.jp/yumemakurabaku/
序章 天変地異起こりて 岩中より龍天に昇りたる語
第一章 源内、円山応挙と連れ立ちて 龍の掌を見にゆく語
第二章 源内白刃をくぐりて後、京まで上田秋成に会いに行く語
夢枕 獏[ユメマクラ バク]
著・文・その他
内容説明
物語の発端は、明和八年(一七七一)。平賀源内がゑれきてるを世に送り出す五年前のことである。時に源内四十四歳。高松藩を脱藩し自由の身となっていた源内は、大嵐のなか、肥後で巨大な龍骨化石に遭遇。その存在を暴こうと野心に燃える。同じ頃、遠州沖で一隻の船が遭難した。船頭たちは、漂流してやっとたどりついた島で、見たこともない巨大な爬虫類に襲われてしまう―。その後、大坂で円山応挙と共に龍の掌を見に行った源内は、それを祭る寺の法主から、その昔、龍の掌を龍宮から持ち帰ったという男の話を聴くことになる。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒。1977年作家デビュー。『キマイラ』『サイコダイバー』『餓狼伝』『大帝の剣』『陰陽師』等のシリーズ作品で、人気を博す。『上弦の月を喰べる獅子』(日本SF大賞)、『神々の山嶺』(柴田錬三郎賞)、『大江戸釣客伝』(吉川英治文学賞他)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海猫
Sato19601027
サケ太
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